慢性的な痛みは「モヤモヤ血管」が原因と指摘されている本。 　いびつな構造でモヤモヤした見た目の為にその様に呼ばれている、異常な新生血管のこと。炎症や損傷によってできるらしい。 　特に五十肩、腰痛、ひざの痛み、肩こり、リウマチ、ヘパーデン結節など、治りにくい関節の痛みにはこの血管が存在することが確認されている。MRIにも映らないから今まで検査対象ではなかったとのこと。 　「病的血管」研究の権威でカテーテル治療の先生が書いた本で、2015年初版発行。 　長引く痛みを一番多く抱えているのは40代、50代。身内の為にも読んでおく価値があると思いました。 　痛い場所にはモヤモヤ血管がある。 　脳が痛みを助長する話、ベイスターズの元フィジカルコーチ（理学療法士）の圧迫して治す話も有意義だった。 　それにしても、人間の心臓は平常時で1分間に5ℓ、マックス1分間に20〜30ℓ！！もの血液を送り出す。20〜30ℓってどんだけ凄いんだ？？と改めて驚いた。 　痛み止めや湿布で様子をみるとか、完全昭和の治し方ですね。