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ロングコートダディ堂前

4月24日(金) ミルクレープを作ろうと思ったが、家にお皿が1枚もなかったので中止した。 家でゴロゴロしていると、インターホンが鳴る。 玄関にいき、ドアを開けると メガネの男の人が。 どこかで見たことがあるが、誰だっただろうと 頭を回していると 「あ、すいません。上の階の者です。」 と言ってくれた。 そういえば、引っ越しの挨拶で一度顔を見たことがある。 僕は 「あれ、どうしました!?歯ぎしりうるさかったですかね?!」 と聞くと 「いえ、歯ぎしりはもう諦めてるので大丈夫です。 あの、これ作りすぎたんで…」 と言い、スマホサイズくらいの黒い機械のようなものを渡してくれた。 「何ですか?これ」と聞くと 「手作りWi-Fiです。試しに作ってみたら作れてしまって。 良かったら使ってください。」 と言った。 僕が驚いていると 「これ、パスワードです。 あの、変なパスワードなんですけど、気にせんといてください。テキトーに決めちゃったんすよ。ぅへへ。 気にせんといてくださいね。 お互い体に気を付けてがんばりましょね。」 と言い、パスワードが書かれた紙を渡され、 男は上の階に戻っていった。 せっかくなので試しに使ってみることに。 Wi-Fiを探知してみる。 あった。 super◯◯wifi01 (◯◯は上の階の人の名字) という名前の Wi-Fiがあった。 パスワードを入力しようと、紙を見ると hi my name is takashi i like baseball this is a pen penpen penpen this is a pen ! nankai iwaserunda pen ! penpen! これが全てパスワードなのだ。 正直入力するのもめんどくさく、Wi-Fi自体も1本しかたっていない微弱なWi-Fiなので、 今後使うことはないだろう。

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