日曜に親知らずを抜いた。一度腫れて、痛くて歯医者に行って消毒してもらった際抜歯を決断した。虫歯になったとかでは無いが、抜いた方が虫歯になるリスクが減ると聞き、更に、普通なら紹介状を書いてもらって大きな病院に行くところ、日曜に専門の歯科医が診療所に来てやってもらえるとの事だったので、抜くことにした。 専門の歯科医は、白髪のおじさんを想像していたが若いお姉さんだった。最後に歯茎へ麻酔を注射で打たれたのは、おそらく20年以上前の事なので記憶になく、痛いのだろうと思ったが案外すんなり終わった。麻痺した左下顎の歯茎を舌で触るとこんもりとしていて、麻酔がパンパンに入っているような気になった。女医さんは施術中、「押される感覚がありますよ」や「ゴリゴリと感じますよ」と声を掛けてくれたのでいちいち心構えが出来たが、歯の間に糸鋸を入れられるような感覚や、親知らずに小ちゃい電鋸を当てられてるような感覚は目を閉じてても怖く、早く終わって欲しかった。最後にボコっという軽い衝撃の後、舌の上に大きな歯の落ちる感覚があり、終わった。患部を縫ってもらい、帰った。予想以上に早く、そして全く腫れなかった。 月曜に消毒に行き、日中は血は出ていたが、その日のうちに出血は治った。口の中に血が溜まってると臭いそうだと思ったので、学校にいる間はずっとマスクをしていたら、普段付けないものだから風邪か風邪かと聞かれまくった。「抜いたとこが膿んで口臭いからだよ」とジョークを言うと、DQNちゃんが笑ってくれた。昨日だけで同じことをあっちこっちで言って笑わせまくった。しかし、そんな風な笑いが大好きなりななん似が今実習中なので、少し残念だった。先週たまたまクラスの子が持ってきていたアコギを弾いて、その動画をみた実習中のりななん似がインスタのDMで付き合おうなどと言ってくれたので元気が出た。りななん似は１年の時からそんな冗談を交わしあっているが、半端じゃなく可愛いのでこっちは毎回本気である。この間はプリントの裏にち◯この絵を描きあった際、おれの形に近いものを模写してみせると、身体の相性が合いそうだねと言われゲラゲラ笑った。早く戻ってきて欲しい。しかし彼女はモテにモテるので、実習終わりに駅でイケメンに待ち伏せされてゲリラ誕プレサプライズをされたりしているので、そこはげんなりするのだが。 話が逸れたが、まだ患部が痛く、満足に物を噛めない。片側で噛んでいてもたまに忘れていつもの調子で咀嚼してしまい、激痛にびっくりしてしまう。そんな中、彼氏とっかえ引っ換えちゃんが彼氏と言ったディズニーランドの土産をくれた。硬いクッキーだったので食べたら痛かった。が、ドッヂボールで意外にも剛球を放つふっくらメガネちゃんとお揃いのキーホルダー(おれがミッキーで彼女がドナルドで、くっつけると2人でグータッチをしている様子のやつ)も買ってきてくれたので、とても感謝している。ふざけておれの筆箱に両方付けたら、忘れてそのまま持って帰ってきてしまった。明日返す。 あと、今日は嬉しいことがあった。1、2年で造形の授業でお世話になったとても尊敬している先生から、別授業で作ったエプロンシアターの出来栄えを褒められた。「ねないこだれだ」という絵本のエプロンシアターを作ったのだが、一番頑張った泥棒の完全再現を褒めてくれたので良い気持ちで帰れた。