この一節を語ろう 第33回 未来の答えを 出逢った日から 探してる 「希望的リフレイン」AKB48 作詞:秋元康 みなさんは推しメンを推し始めたその時を覚えているだろうか。劇場でハッと目を奪われたとか、テレビで見せた意外な一面に興味を持ったとか、ブログ読んでるうちに好きになってたとか、十人十色のストーリーはあれどもそのきっかけはあったと思う。 私の場合、これは何度か書いたと思うけど、握手会の去り際の背中に放たれた言葉が刺さり、これは推さなきゃいかんと悟り今日に至っている。 総選挙のこの時期、みなさんは考えないだろうか。なぜこの子を推しているのか、この推しへの気持ちは本物なのか、と。きっとそんな事を自問自答する方は少なくないだろう。 そしてさまざまな場面が頭を過ぎったりしないだろうか。あの時のあの言葉、あの時の笑顔、あの悔しさ。そんな心揺さぶられた瞬間が甦っては来なかっただろうか。いやきっとそうなったと思う。 イベントに足を運ぶうちに、握手会で顔を会わせる度にその想いは強くなったとは思うけど、きっと出逢ったその時、きっかけとなったその瞬間に何かが生まれていたと思う。 私自身は、”こうなりたい”というものを推しから明確に伝えられたから、その瞬間に彼女の理想像を与えられた形だ。そして自分はいつかそれを見届けなくてはいけないと思ったし、見届けるという誓いをその時すでに立てていたように思う。 AKBグループメンバーにとって総選挙はまさに鬼門である。このグループで前に進むうえでは避けて通れないイベントだ。そしてそれは私たちファンにとっても同じである。 この目の前に巨大に立ち塞がる壁のようなイベントだからこそ私たちはあらためて思い返すのだろう。そもそもなぜこの子を推しているのかを。 走馬灯のように巡る数々の場面、その奥には、あなたが想い描く未来の推しメンの姿がきっとあるはずだ。あなたがいつの日からか探し続けている未来のその姿が。 さあ、そんななかナゴヤドームが迫る。