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黒田倫史
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勝手に今日の書籍。今日は「人殺しの論理」(小野一光)「平成精神史」(片山杜秀)共に幻冬舎新書今月の新刊です。 「人殺しの論理」はまさに字のごとくで5人の死刑囚と1人の凶悪犯(懲役約20年)にインタビューしています。小野一光は多くの殺人事件に関しての鋭く深い考察が光るノンフィクション作家。殺人犯に対してかなり際どい質問もしています。読後の重々しい感覚が忘れられません。ぱっと見他の人と変わらなく見える彼らの内面は、非常に歪んでいた・・・。殺人犯の思考の記録です。 「平成精神史」1989から2018までの30年を精神的退廃を絡めて語っています。資本主義は限界を迎え、相次ぐ地震、台風、大雨などの自然災害が多発し 発して希望を喪い続けた平成という時代。そしてその時代は間もなく終わります。天皇、ナショナリズムについてかなり深く考察しています。 きたる平成以後の時代のためにも、平成についてしっかり知った方がよいです。そういう意味ではとても分かりやすい一作です。 今日は「人殺しの論理」「平成精神史」でした。

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