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黒田倫史

『いのちの停車場』南杏子(幻冬舎)。私たちがまず避けては通れない、親や相手を看取るということ。家で最期の時を迎える患者それぞれの、またその家族のたくさんの葛藤に、大病院出身で訪問医療医師が向き合います。著者自身も医師だけに、そのリアルに読む手が止まりそうになります。この小説を読むと大切な人との向き合い方を考、えてしまいます。そして、身内を看取るということ、終末医療に関してなぜか力まずに理解が進みます。既刊の『サイレント・ブレス』『ディア・ペイシェント』もお薦めです。

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