おすすめ本のリトーク集
トーク情報団長世代 黒田倫史黒田倫史 勝手に今日の書籍。今日は「アディオス!ジャパン」真山仁(毎日新聞出版)です。 週刊エコノミストで連載したエッセイの書籍化です。気になったタイトル。
ミャンマーは民主主義の学校か、 ビバ! 富士山、さらば築地のはずが 、 銀座でお金の重みを考える 、 IRは日本復活の成長産業となるのか 、 韓国は近くて遠いのか 、 沖縄は可哀そうな場所なのか 、 ニッポンの"国技"野球の底力 、トランプ大統領は、民主主義の申し子なのか 、 ものづくり大国はいずこに? 名門・東芝は何を失ったのか
などについて語っています。鋭い指摘の数々により、時折不安にさせられます。しかし事実を知るという意味でとても参考になりました。今日は「アディオス!ジャパン」でした。団長世代 黒田倫史黒田倫史 勝手に今日の書籍。今日は「ニッポン2021-2050」落合陽一 猪瀬直樹(角川書店)です。世間が2020年の東京五輪を心待ちにしている。いま未来のことで連想するのはほぼほぼ東京五輪に尽きる。しかし2020年の東京五輪後というのは確実にくる訳で、本当に未来のことを見据えるなら2021年以降のことを視野に入れないといけない。 落合陽一は冒頭から熱く語っています。猪瀬直樹は道路公団民営化に関わっていました。石原慎太郎知事の下で副知事として都政改革をしました。まあこの二人なら読む価値はあります。2050までをしっかりと予想しています。文章分かりやすかったです。今日は「ニッポン2021-2050」でした。
団長世代 黒田倫史黒田倫史 勝手に今日の書籍。今日は「習近平の大問題」丹羽宇一郎(東洋経済新報社)です。著者は伊藤忠商事の元社長、会長をやられてました。元中国大使でした。その時の経験などから中国について語っています。
「これまで日本の報道は、反中・嫌中に偏っており、 いま中国で何が起こっているのかや、これから中国で何が起こるのか、 日本はどう対すべきなのかについて、 きちんと議論をしてこなかった感が強い 」
「今や好き嫌いではすまされないほど、 世界経済においては巨大な2軸になりつつある中国の存在は今後ますます大きくなっています。
日本の未来を考えると、好き嫌いを言っていられる時は過ぎました」
著者の議論が反論の余地がないほど理路整然としていて、恐ろしくなるほどに現実を見てこなかったツケが回ってきそうです。中国について冷静に学ばなきゃいけない時期かもしれません。今日は「習近平の大問題」でした。団長世代 黒田倫史黒田倫史 勝手に今日の書籍。今日は「FACT FULNESS」ハンス・ロスリング(日経BP社)です。各店のランキングで「メモの魔力」とかなりの競り合いでした。どんな本なんだ?と気になりました。パネルのQ2 世界の平均寿命について考えてみて下さい。分かりますか?我々が小学、中学で学んだときはアフリカ諸国は発展途上国とか開発途上国と呼ばれており、とにかく飢餓や食料不足、ワクチン不足を強く印象付けられました。その後我々は自らの生活に関係ない限り知る機会はありませんでした。商社に勤めたりしないと世界各国の生活水準など気にしません。結論は世界の平均寿命は70歳を超えています。この本は凄いです。世界の真実をきちんと見つめるのに最良の書籍です。ビル・ゲイツ、オバマ元大統領推薦だそうです。今日は「FACT FULNESS」でした。
団長世代 黒田倫史黒田倫史 勝手に今日の書籍。今日は「八九六四」安田峰俊(角川書店)。これ凄かった。1989年6月4日天安門事件が起きました。タイトルはこの日付からきています。中国の未来を永劫に決めた日かもしれません。それは周辺諸国からの評価が、いまの経済発展などを見ても依然高まりきらないことなどからも明らかです。あの事件は中国という国の過去最大の過ちである文化大革命を思い出させました。そしてその呪縛は今後もずっと中国を悩ませ続けると思います。
しかし、取材していく著者に対する中国の中国当局の様々な嫌がらせはリアリティありすぎて恐ろしいです。
かなり多くの人へのインタビューからこれまであまり有名でなかった話もたくさんあります。
あの事件も平成に起きたものでした。今日は「八九六四」でした。