ログイン

#劇団ノーミーツ

関連

  1. #hkt48
  2. #不本意アンロック
  3. #水色アルタイル
  4. #劇はじ
  5. #門外不出モラトリアム
  1. 筑紫島燕義(スワローハリー)

    【最後に・・・】
     ここまで主に、出演者や脚本演出について書いて来ましたが、衣装や音響なども両作品共に良かったと思います。
     そして、宣伝についてもできる範囲でSNSを駆使して良くやったと思います。

     今回この企画に関わったメンバーはじめ、劇団ノーミーツやスタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。

     私はHKT48が関わる演劇作品を観る度に、メンバーに芝居をして欲しいと言ってきました。
     そして今回、多くのメンバーが芝居を経験することができ、またこれまで芝居をしたことのあるメンバーが脚本に演出にプロデュースにと企画制作に携わることができました。
     これは、彼女たちだけでなくHKT48にとって大きな経験なったことは間違いないはずです。
     そしてなにより、このコロナの影響下でこのようなことができたことは彼女たちに「興行」の意識をしっかり持てたと思います。
     その上で、絶対に次回作を作って欲しいと思います。
     第2回公演は初回公演より、あらゆる面で求められるモノが高くなります。
     両作品共に、色の違いが出て素晴らしい作品でした。
     だからこそ、この色を広げること、HKT48の力を今まで劇場に足を運んできた方々以外の方に観てもらうためにも、この芝居をすることを続けるべきです。
     
     今回はリモート演劇という形でしたが、できれば劇場での芝居で生の息遣いを感じたいと思いますし、肌で音響を感じたいです。

     今回の公演は両作品とも本当にブラボーーでした!

    #劇はじ
    #水色アルタイル
    #不本意アンロック
    #HKT48
    #劇団ノーミーツ

  2. 筑紫島燕義(スワローハリー)

    【不本意アンロック】
     内容としては、人の繋がりを軸にしたSFチックな未来修正物語、こじれた人間関係をいかに修復するかというものを上手く表現されていました。
     脚本の技術的なところでは、まず時系列がしっかりしていて、時間をさかのぼったリしても、しっかりツナギが付いていました。
     また、メッセージ性があったり、観客の探究心をクスグル遊びも散りばめられていて観ごたえのある内容でした。
     豊永さんの色と言うか、緻密に組み上げられた方程式を見せ付けられた感じがしました。

     演出については、特に音響の使い方上手かったと思いました。
     プロローグ後にシッカリとインパクトのあるオープニングをはじめ、作品にしかりとしたディテールを与えれてたと思いました。
     また、かなり難しい脚本でしたが、言葉の取捨選択と言うか拾い方が本当に上手かったと思います。
     演出の下野さんが、これまで本当に色んな作品を観てきたんだと伺わせるもので唸りましたし、納得の演出でした。

     収録シーンの撮り直しについては、いい判断だったと思います。
     撮り直し前のものは、他の出来が良かったので、ここだけクオリティーが急に下がってしまっていました。
     撮り直したものは、しっかり作り込まれていて最高でした。
     
     主演の堺さんについて、役のキャラクターを上手く演じきれていたと思います。
     何よりセリフ一言一言全てが自分の言葉になっていて唸りました。
     短編映画の時に初めて彼女の芝居を観て、辿々しさがあるもの芯の通った言い回しに感心して、仁義なき戦いでは役に合わせた細かい芝居に目を惹かれました。
     そして今回の芝居となると、上手く表現できていたと思います。
     まだまだ、ポテンシャルも高いと思いますので、違う役ももっとみてみたいです。

     今村さんについては、脚本演出をはじめ、出演者も芝居経験がそれなりにあってまたキャラのたつ猛者揃いでしたが、シッカリくらいついて行けていたと思います。
     携帯電話の持ち方などの所作や言い回しの細かい表現にまだまだ粗がありましたが、しっかり演じれていたと思います。
     また、素の喋り方がかなり特徴的なので、これを上手くコントロールできるようになるともっと表現が広がると思います。

     神志那さんについては、上手いですね、テクニックを見せつけられましたね。
     いつもは、かなりキーの高いところで表現するんですが、今回はガッツリ落として表現されてました。
     過去の作品では、演じていて自分のテンションが乗ってくるとセリフから言葉が外れると言うか、言い回しが飛ぶと言うか、急に役から外れる事があったのですが、今回はそれが全くなく、しっかり自分を制御して演じれていました。
     
     松岡さんは、素の喋り方がかなり特徴的で、正直開演までは一番の不安に感じていました。
     しかし、いざ開演してみると役のキャラクターと松岡さんの特徴的な言い回しや所作がバッチリハマっていて思わず拍手でした。
     しっかりセリフが自分の言葉になっていたので本当に驚きました。

     秋吉さんは、キャラ立つ役だとかなりハマりますね。
     過去作品だとロートーンでの芝居に難があるように感じましたが、今回は比較的テンションの高い役だったので、しっかりセリフが乗っていて良かったと思いました。

    #劇はじ
    #水色アルタイル
    #不本意アンロック
    #HKT48
    #劇団ノーミーツ

  3. 筑紫島燕義(スワローハリー)

    久々のログブック更新

     今回は、HKT48リモート劇「水色アルタイル」「不本意アンロック」を鑑賞しましたので感想を書いていきたいと思います。

     毎度ながら、あくまで個人の感想なので、ふ〜んぐらいの感じで読んで下さい。

    【企画全体】
     今回は、HKT48のメンバーが役者だけでなく脚本、演出、プロデュース、音響、衣裳はたまた宣伝まで公演に係る略全てを行うと言うものでした。
     公演数は各10公演で、2部構成ではないものの、水色アルタイル、不本意アンロックの順に上演されました。
     この上演順は、良かったと思います。
     水色アルタイルに比べて不本意アンロックの方が作品的にヘビーだったので順番が逆になると、水色アルタイルの内容を受け止め辛くなると思うからです。

    【水色アルタイル】
     内容としては学園モノで、それぞれの夢(将来の夢)をもった生徒集まってが文化祭の公演を成功させる物語です。(あらすじヘタw)
     全体的に、オーソドックすな学園モノの流れに乗ったストレートな内容でとても観やすい内容でした。
     脚本も出演者の実体験に近いようなテイストで、作品の中に「HKT48」が散りばめてありました。
     全体的に非常に良く纏った脚本で、アイドルの芝居をストレートに表現できていたと思いますし、演出についても、素を生かしたものになっていたと思います。
     
     主演は石橋さんで、役と石橋さん本人の喋り方や所作が非常に良く合っていたと思います。
     しかし、他の役に比べて突出して言い回しが幼すぎたのが私としてはかなり違和感が有りました。
     他の主要出演者は同級生の設定でしたが、仕上がりは中学生が高校3年生に絡んでるような感じで、私としては、同級生感をしっかり表現した方が良かったように感じました。
     石橋さん自体、素の喋り方がかなり特徴的なのでそれを生かしたかったのかなーと思いましたが、一瞬でもしっかり言い回しで表現できた方が良かったと思います。
     これは、設定や衣裳で同級生を演出しても出演者が設定や衣装に着られてるような印象を受けました。
     こればっかりは、出演者と言うより演出が俯瞰で調整するしかないのかなーと思うところです。
     それ以外は、石橋さんの色がよく出ていて、セリフもしっかり自分の言葉になっていましたので良かったと思います。
     
     今回助演にあたる役を演じていたのが村上さんでした。
     率直にとても上手かったと思います。
     感情の起伏の表現が凄く絶妙で、石橋さんの特徴的な言い回しを上手く受け止めていたと思います。
     この子の芝居がなかったら、石橋さんの役がぶっ飛んでいたと思います。
     凄く芝居の引き出しが多そうで、違う役を演じたらどんな感じか見てみたいですね!
     
     松岡さんは、凄く自分の言い回し守って芝居をしている印象を受けました。
     この感じは、トーンもちょうど良くて、運上さんが演じる役に影響を与えてる感じを上手く表現できていて、いい選択だったと思います。

     運上さんの作品の進行具合にあった感情の持って行き方が良かったともいます。
     特に言い回しのトーン変化は時系列にしっかりあっていましたし、松岡さんの役に影響されてるかんじを上手く表現できていました。
     運上さんについても、素のしっとりとした言い回しが役にハマっていて良かったです。
     短編映画での芝居と見比べると少し物足りなさを感じましたが、今回はこれで良かったと思います。
     もっと他の役を演じているのを観てみたいです。
     
     上野さんも、素の言い回しがハマってましたね。
     今回特に良くなっていると思ったのが、ロートーンでの言い回しが、ブラバン少女や短編映画の時に比べてしつこくなくなっていたことです。
     肩の力抜けていて、しっかり自分の言葉になっていました。
     ただ、まだ粗があるので自分の言葉を意識するといいかもしれません。

    #劇はじ
    #水色アルタイル
    #不本意アンロック
    #HKT48
    #劇団ノーミーツ

  4. 筑紫島燕義(スワローハリー)

    劇団ノーミーツによるリモート公演を視聴しましたので感想を書いて行きたいと思います。

    今回の演劇の見せ形の試みは、新型コロナ終息後にも生きる知見となったと思いました。

    「リモート公演とは」と言う形を一つ見せれたこと、完成に至るプロセスなど略前例がなく試行錯誤したことなどだと苦労が見てとれます。

    ただファーストラビットと言うことで、まだフワッとした感じでした。

    これを見終わった時に、ちょっと首をかしげてしまいました。

    まず、このリモート公演とはどういう位置付けなのか。
    新型コロナ蔓延を切っ掛けで立ち上げた企画であるが、終息後もこのコンセプトで続けるのか、それとも終息後劇場などでの公演が可能となれば止めるような感じなのか。

    私個人どちらでも良いと思います。
    もし、前者の方向であれば、当然違う作品も観てみたいと思います。

    今回の作品については、この新型コロナで多くの方が自宅で過ごしていると言う状況があるから世界観に寄せれ
    らたのかと思います。
    ただ、どうすることもできないんですが解除報で若干ズレが生じてしまいましたが・・・こればっかりは仕方ない。

    出演されてる役者の方々は、非常に演技も細かくリモート配信の特性も良く理解されていて、仕草や表情表現が良く合っていたと思います。


    しかし、一視聴者としてかなり課題も感じました。

    まず、劇場のように客と役者が時間の共有はできるものの空間の共有ができないのはかなり厳しいと思いました。
    客が劇場に行く動機として、空間の共有を得る為に時間の束縛を伴うと思っていて、今回のパターンだと観る側に時間の制約のみを強いていることです。
    時間の制約をいかに「時間を画面を通して共有しているんだ」と感じてもらう必要があると思いました。

    次に、劇場と言う空間に客が入らないことで現実からの隔離がかなり難しいことです。
    視界を外せば自分の生活があるわけですから・・・
    また、視聴環境の問題も有るのでしょうが、どうしても音に距離感を感じました。


    改善するのであれば、映像などの視覚的表現より、ズバリ音や声などの聴覚的表現に軸足を置くべきだと思います。

    今回は、おそらくリモートの画角ありきで作った作品だと思います。なので、その画角の中での仕草や表情等に軸がいってい、音楽や声の表現の盛り上がりがイマイチ伝わり難かったです。

    なので、私個人の考えとして音楽や音、声等の聴覚表現をメインに考えて、映像や仕草等の視覚表現でそれをどう補うかを考えた方がいいと思います。

    視覚表現は、スマホやPCの画面サイズですが、音や音楽、声は空間に響きます。
    これって、劇場と同じ空間の共有に近づきません?

    最後に、世間がこんな状態でこう言った不要では絶対ないものの不急とされてしまう業界はかなり厳しいと思います。
    しかし、このような形で新たな表現方法を開拓することは、この業界の使命だとも思います。

    ああだこうだ書きましたが、どういった形であれ次回作を楽しみにお待ちしております。


    #門外不出モラトリアム
    #劇団ノーミーツ