#島へおいでよ
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今回は、ぽんプラザホールで上演されました「島へおいでよ」を観て来ましたので、感想を書いて行きたいと思います。
内容としては、九州のある島で行われる婚活企画に参加するために訪れた女性が、結婚詐欺グループだったと言ったものでした。
脚本の筋も、演出のテンポも良かったですし、何より特に選曲が場面に凄く合っていました。
そして、今回の作品は一度観るともう一度観たくなる作品でした。
理由としては、脚本は筋はいいのですが、びっくりするぐらいバックストリーがなく、観てい読み取れたことは、
・服装からして開催している季節は初夏か、夏の終わりくらいで真夏ではない
・たぶん1島1村の島
・イベントは3日間行われた
で、観ていて謎だったこと
・1島1村の島とはいえ規模感がマジで分からなかった
・3日間の日程だが平日に行われたのか、土日祝日を含んだ日程なのか
・島から本土までの距離感
・上記項目のことが分からないが故に、結婚詐欺グループがこの島を狙った動機
です。
特に、結婚詐欺グループの動機については、手口がかなり周到で手が込んでいる分、セリフ等で謳われていないのでかなりモヤモヤします。
整理すると、今回、詐欺グループの目標奪取額が、5人に対して1人あたり300万円づつ合計1500万円です。
で、私の想像した島の規模感は、駐在所しかない島なので、金融機関窓口としては、郵便局、農協、漁協の3箇所のみ、恐らく防犯上の観点及び島内の引き実績から考えるに通常保管している現金はしれている。
窓口職員と島民は顔見知りなので、高額出金はまず不審がられる。
ATMもあるだろうが、脚本から考えるに2日目に金を渡しているが、営業時間の兼ね合いから出金にかけることのできた日数は4名が1日で1名が2日、1日の出金上限があるのでかなり厳しい日程で、上限変更手続きは窓口必須。
なので、1人300万円の出金はかなり困難。
実際離島でうん百万円の出金実績がありますが、銀行の現金が枯渇して他行からの融通やらで翌日受取になった。
おそらく、フェリーしか交通手段がない島のようなので、島内で不審な出金が察知された場合、離島しても本土のフェリーターミナルで押さえられる可能性が高い。
で、このモヤモヤが解決しないためもう一度観ようとなる訳です。w
あえて細かいところに言及しないことでリピートすると考えて脚本書かれていたら凄いです!
上記のモヤモヤ以外の脚本の筋がいいので、出演者の芝居力が試される演目だったと思いました。
そのうえで、Aチームはキャラの立つ演者さんが多かったので見応えがありましたし、何より詐欺グループのリーダー役の橋本あかねさんのメリハリのある芝居は秀逸でした。
それに比べてBチームは、かなりスッキリとした仕上がりだった。
なので、どっちが良かったと言うより好みがかなり別れる思います。
Aチームを見応えがあるととる人もいれば、クドいととる人もいるかと。
Bチームを観やすいととる人もいれば物足りないととる人もいるでしょう。
私は、やっぱり橋本さんの表情表現、足運びや仕草、言い回しなんかの細かい芝居に鳥肌が立ちました。
そして馬場さんとの掛け合いも良かったです!
次の作品ではどんな芝居を観せていただけるか楽しみです!
他の演者さんに関しても、かなり健闘されており、両チームのヒロインの方の初々しさも役に凄くマッチしていました。
強いて言うなら、手口なんかの脚本がよくできていた分仕草の不慣れ感が目立っていました。
あと島の人特有の喋り方なんかももうちょっと詰めても良かったと思いました。
なので、もし再演する機会があればもっと細かいところを詰めれればもっと良くなると思います。
#島へおいでよ
#橋本あかね