#日経ビジネス
"荒井淳司(ローソン人事本部人事管理部長):PBに対する考え方も変わってきています。かつてはPB商品=低価格商品、というように思われていたと思います。ナショナルブランド(NB)と違って販促費などがかからないので、その分、原価を下げることができる。店舗からすると値入率(売価と商品原価の差額の原価に対する比率)が上がります。お客様からすると価格が安いということになります。今後のPBを考えると、本当にお客様が求めるPB商品というのは、単に「安ければいい」だけではなくなっています。その可能性を探っていくと、お客様に認められ、受け入れていただくPB商品が生み出せるのではないかと思います。その結果、構成比が上がる可能性もある。今、弊社はお客様の消費シーンをパターン化し、そのターゲットに対してものづくりをするというPDCAを回し始めています。購買データを取ることで、実際にその商品がターゲットとする客層に刺さったか刺さっていないかもすぐに分かります。仮説を立てて検証しやすい。PBの方が自分たちの意思を明確に持って商品をつくることができます。そういう意味で「○」を出しました。"、そもそもコンビニに関してはPB多くても良いです(スーパーに関しては懐疑的な所もありますが)。ただ、「付加価値」を求めるのも良いのですが(ローソン/FMは文句無し)SEJに関しては付加価値無しのPBですら高いケースもあるので(挙げ句の果てにはNBの皮を被ったPBもあると言う苦笑)(あとSEJはマンネリ化もありますかね)、難しいですね。因みに他に書いてる方もいますが、西友の「無印良品」はNBの商品を西友が大量発注・売り切りすることで、安売りしたものでしたね。ダイエーの「キャプテンクック」もそうでしたが...。↓
『PBだらけのコンビニ、ちょっとゲンナリします(入山章栄・安田洋祐の業界未来図鑑) --- 日経ビジネス』 https://business.nikkei.com/atcl/forum/19/00012/091300022/ #日経ビジネス
日立のリリースは「検討は行っているが、決定した事実はありません」と書いてたので否定してないですね。あと下の記事から言うと日立ハイテクを日立本体に取り込んだ上で旧半導体製造装置グループを売却、旧計測器グループに注力するものとみられるが、残る旧日製産業(商社機能)についてはどのような扱いになるんでしょうかね。ただ、当の日立ハイテク経営陣にとっては日立ハイテクは4月頃に社名を変更し(日立ハイテクノロジーズ→日立ハイテク)企業ビジョンを約20年ぶりに刷新、新橋から虎ノ門への本社移転を決定と言う、いわば「第二の創業」を意気込んでいて、仮にも東証一部上場企業である日立ハイテクの方針が簡単に親会社の意向で変更されてしまうとなると、親子上場の是非についても厳しい議論を呼ぶと言う意味で寝耳に水ですかね。今後も注目。↓
『スクープ 日立、日立ハイテクを完全子会社化へ --- 日経ビジネス』 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/060600061/ #日経ビジネス
"出雲村田製作所では中でも車載向けの積層セラミックコンデンサーの生産を担当している。クルマ業界は現在、「CASE」(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)と呼ばれる変革の真っただ中で、コンデンサーの需要が急拡大している。旺盛な需要に応えるべく、出雲村田では2019年11月に新生産棟が竣工予定だ。積層セラミックコンデンサーの生産工程は多岐にわたる。まず、①誘電体と呼ばれる電気を蓄える性質を持つセラミックス原料を合成する。次に②溶媒に溶かしたシート状に形成、③誘電体シートに内部電極となる金属ペーストを塗布、④誘電体シートを数百層積み重ね(積層)、⑤圧力をかけて一体化(プレス)していく。その後、⑥積み重ねたシートをチップサイズ(例えば0.6mm×0.3mm)に分断(カット)、⑦セラミックスとして焼き固める(焼成)。⑧焼成後のチップの両面に外部電極となる金属ペーストを塗布、⑨メッキ加工する。最後に⑩電気的な特性や外観が検査され、完成するという流れだ。①の工程は、村田製作所の八日市事業所(滋賀県東近江市)で手掛けており、出雲村田製作所では②以降の工程となる。複数の工程にまたがるが、撮影が許されたのは⑩の検査工程のみ。製造にかかわる工程は一切撮影できなかった。(略) ここまで情報漏洩対策を徹底するのはなぜか。村田製作所が素材から製造装置までを自前で手掛け、製造工程をブラックボックス化する「垂直統合」型のビジネスを志向しているからだ。出雲村田製作所で使われる製造装置のほぼすべてが、自社で開発・製造されている。研究開発拠点である野洲事業所(滋賀県野洲市)にある生産技術部門の技術者たちが開発している。自社で手掛けているのは装置だけではない。例えば内部電極はスクリーン印刷が使われているが、印刷で使う「版」もグループ会社で作っている。カット工程で使う「刃」も、商品ごとに角度を変えており、社内で研磨処理をしているという。(略) 韓国のサムスングループが積層セラミックコンデンサー事業に参入するなど、「打倒・ムラタ」に向けて動くライバルはいる。ただし、半導体やディスプレーのようなことにはならないはずだ。「積層セラミックコンデンサーは素材と製造装置のマッチングが難しい。他社が我々の装置を使っても同じ商品が作れるわけではない」と村田恒夫会長兼社長は強調する。素材から装置までを自ら手掛ける「垂直統合」への徹底したこだわり。これが村田製作所が積層セラミックコンデンサーで依然として4割の高いシェアを握るカギの1つだ。"、出雲村田、新生産棟竣工予定なのですね。メモ。↓
『断トツ収益力誇る村田製作所、最強工場を見てみた --- 日経ビジネス』 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00047/053000001/ #日経ビジネス #村田製作所