【拝啓、尾崎義文様へ】

京都で1番通っていたお店の大将尾崎義文さんが突然お亡くなりになられました。
本来、本当に悲しいので有れば、書くべきでは無いのでしょうが、お世話になった大将の生きた証と感謝をここに素直に遺したいと思います。

最高のお魚、料理の数々をありがとうございました！
様々なお店に大好きな異骨相のアラを差し入れさせて頂きました。

料理に関しても、本音で惜しみ無く色々教えて頂き、感謝しかありません。

お造り、ちらし寿司、鯖寿司、鰻寿司、だし巻き、南蛮漬け、鉄火巻き、サラダ巻き、美味しい魚の数々。本当何を食べても最高でした！

料理に対して一切妥協しない姿は正に職人の一言。それでいて、人に優しく、嫌なことがあった時や、しんどい時に沢山話を聴いてもらい、暖かい言葉をかけて頂きました。

突然の別れに只々今は驚くばかりですが、思い返すと、幸せしか与えてもらってなかったなと、そして、お土産として色んなところに持って行かせて頂き、幸せのお裾分けを沢山の方にさせて頂きました。

最後の1ヶ月半お伺い出来ず、自分の至らなさを悔やむとともに、別れというものは突然起こること、世の中は諸行無常、会える人、食べたい物には、無理をしてでも、会う、食べる、やらない後悔よりやる後悔を改めて骨身に感じました。

異骨相寿司と残された女将の貴ちゃんが、今後どの様な道を歩まれるかは分かりませんが、お疲れの残らない様に願うばかりです。

1度目の死が起こってしまいましたが、
2度目の死が起こらないよう、大将との想い出をいつまでも胸に生きていきたいと強く思います。

あー。もうあのお魚達、料理が食べられないと思うと無性に食べたくなりますね。
皆さんも食べれる時に思う存分、後悔無く、食べましょう。ここまで読んで頂いた皆様、若輩者の戯言、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

大将今まで本当にありがとうございました。
今まで働き続けてきたので、沢山ゆっくりして下さいね。
大将から頂いた暖かい言葉や想いを忘れず、これからも歩んでいきます。
また、会いましょう！！！
#尾崎義文
#異骨相寿司