#結成20周年記念ヒストリーブック
#M #結成20周年記念ヒストリーブック #MUCC
インタビューにヒリヒリする。読んでいてとても辛くなる。
自分に嘘をつかず本気で向き合ってきて、今もそれを貫き通しているのが凄く伝わる。其々のメンバーの、音楽・バンド・他のメンバーに対する純粋な気持ちが赤裸々に記載されていて、バラバラになりそうになりながらお互いへの愛情で繋がっているバンドだと感じる。
私はMUCCの音源やライブ、つまり音しか聞いてなかった。
Mを読み、初めて彼らの内面を見て、心が激しく揺さぶられた。そして、なぜ幅広い音楽性を持っているのかその理由がわかった気がした。
メンバー全員の想いが伝わる内容だったが、特に"リーダーのミヤ"対"他の3人"の図式になっているため、ミヤのインタビューに焦点を当ててコメントを書きたいと思った。
リーダーのミヤは厳しい、けど気持ちは凄く分かる。というより分かるようになった。私自身、子会社から本社へ移籍して大きな壁にぶち当たった。自分の立場と会社・部署、ひいてはプロジェクトグループの立場を考え、どう発言・行動するべきか。
グループとして良くなるためにどうするか?その上で自分がやりたい事はどうすれば良いか?
バンドメンバーに求めるものと同じだと感じた。
さらには自分に厳しく他人にも厳しいため、ミスや甘えは許せない、表に出すべきではない、という考え方。当然言い方も悪くなる。周りのメンバーも辛い。
ただ、そんなミヤがインタビュアーへの回答で発した子供の我儘の様な言葉。シンプルに想いを吐き出したその言葉は強く胸に響く。それが他の3人のメンバーが辛くても一緒にやっている、バンドの根底にある繋がりなんだと思う。
『イヤだ。MUCCでそれをやりたい』
これは夢烏(ムッカー)必携の書。