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さとうのトーク
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  • さとう
    さとう

    秋立ちの向日葵


    夏休み終わり 秋口の初め
    校舎の窓から向日葵を見つけた
    凛として ひとり咲く姿に 僕は心奪われた
    始業のベルも もう 僕を引き戻せない

    秋風の中 吹かれながら 君は
    真っ直ぐに 太陽を見つめる
    晴れ予報の中 突然 空は陰り
    雲が覆い 日差し途絶える

    土砂降りの雨の下 太陽を見失って それでも君は
    2つ 目を 虹のようにして 変わらず笑うから

    僕は走り出す 君の隣へ 雨を止めることは出来ないけど
    せめて 君と共に 濡れてしまおう
    あの時 寒かったねって いつか笑えるように


    ひとり 咲く 君は迷い子のようで
    曇り空 見 彷徨う
    それでも その姿は その笑顔は
    僕の太陽だ


    僕は走り出す 君の隣へ 雨を止めることは出来ないけど
    せめて 君と共に 濡れてしまおう
    2人なら 暖かい雨に変わるはずさ

    僕は走り出す もう ひとりにしないから
    どんな雨の下でも 変わらず咲く君が 君だけが

    僕の太陽だ

  • さとう
    さとう

    秋元真夏さんのことを考えて作った曲。
    両親の反対や大学受験等により遅れて乃木坂46の活動を始めた彼女の姿は、夏終わりに咲き始めた向日葵のように見えた。
    乃木坂46という存在は彼女にとって、煌々と輝く憧れであり、自らを照らしてくれる希望であり、焼け付くほど痛い目標であったのではないか。彼女と乃木坂46の関係は、正に、向日葵と太陽なのではないか。
    そして、同時に彼女自身もまた、僕にとっては太陽なのである。
    彼女の、所謂、あざといキャラは確実に敵を作るものである。特に女性からは嫌われやすいだろう。更に、彼女は乃木坂46に遅れて入って来た。馴染みにくい場所でそれを貫くのは、相当な勇気が必要だったと思う。
    想像もつかないほどの非難を浴びたかもしれないし、ひとりで誰にも言えず、なにが正解かもわからない中で悩み、苦しんだかもしれない。
    雲で太陽が覆い隠されて、悲しみの雨が降って、もしかしたらもうどうしたらいいのかわからなくなってしまった時もあるかもしれない。
    それでも彼女は笑顔を忘れず闘ってきた。凛として咲き続けてきた。
    その事実が、今、僕にとって勇気になっている。
    僕にとっては、彼女の闘っている場所が目標であり、彼女の闘っている姿が希望であり、彼女が闘って手にした物が憧れである。つまり僕という向日葵にとって、彼女は太陽なのである。
    そして、おそらく、これから僕が闘っていく姿は、いつか誰かにとっての太陽になる。そうやって、勇気は伝染していくのではないか。

    話を戻すが、秋元真夏さんは、一見すると嫌われやすいキャラである。
    しかし、今、彼女は、傍目から見ても沢山の人に愛されている。
    それは彼女がひたすらに頑張り屋であり、他人の気持ちを真に慮ることが出来るからではないかと思う。
    僕は彼女を尊敬しています。

  • さとう
    さとう

    未来に進んだり、過去を暖めたり、何より現在を輝かせるために、命の火に今を焚べる

  • さとう
    さとう


    高校1年生の時に書いた話

    ソフィーと真っ暗丘


    あるところにソフィーという女の子がいました。ソフィーは、流れるような金色の髪と静寂のたゆたう碧色の瞳を持っていました。ピンクのリボンに白いブラウス、それから青のスカートは、ソフィーにとてもよく似合っていました。けれど、誰もソフィーのことを誉めてくれません。思えば、ソフィーは生まれてから今まで、誰にも誉めてもらったことがありませんでした。ソフィーがどれだけ速く走っても、どれだけ上手に踊っても、どれだけ綺麗な声で歌っても、誰もソフィーのことを誉めてくれません。でも、ソフィーは寂しくありませんでした。ソフィーにとっては、それが当たり前のことだからです。
    ソフィーが住んでいるところは真っ暗丘というところです。そこには、太陽も昇らなければ月も昇りません。無数にあるはずの星々だって、真っ暗丘ではただひとつとして、輝くことを知りません。いつだって真っ暗丘には、ただ暗闇と静寂だけが漂っています。でも、ソフィーは寂しくありませんでした。なぜなら、ソフィーにとっては、それが本当に当たり前のことだからです。
    ソフィーは、ずっと、ひとりぼっちでした。ひとりぼっちだったから、ひとりなんて、へっちゃらでした。だけど、夜眠るとき、毛布にくるまっていると、なんだか胸がぎゅっとして、誰かに会いたくなりました。

    ある日、ソフィーが丘の上で寝転んでいると、丘の向こう側から、小さな光がやって来ました。その光は、少しずつ、少しずつ、ゆっくりと、でも、たしかに、輝きを増していきます。その光の大きさが、ソフィーの背の高さと同じくらいになったとき、光のなかに「なにか」が浮かび上がってきました。「なにか」は「だれか」でした。緑の三角帽に緑のコートを羽織った、茶色の瞳を持った男の子でした。光は、男の子の胸の辺りで一際大きな輝きを放っていました。ソフィーは、その光に胸を輝かせました。ソフィーも光が欲しくなったのです。そこで、ソフィーは男の子に尋ねました。
    「その光はどこで手に入れたの?」
    男の子は、自分が歩いてきた方を指差します。
    「今まで」
    そう言って、今度は逆の方を指差して答えます。
    「それから、これからさ。」
    「私もそれが欲しい。」
    「残念だけど、僕が今持ってるこれは渡せないんだ。」
    「そんな…」
    ソフィーが碧の瞳に涙を浮かべると、男の子は茶色の瞳に優しさを滲ませました。
    「大丈夫、これは勇気の光。渡さないけど、貰える光。届かないけど、受け取った光。誰かと出会うことで、生まれる光。もう君だって持ってるはずさ。ほら。」
    そう言って男の子がソフィーの胸を指差すと、そこに微かな、でも確かな光が生まれました。
    「ねぇ、でも、こんな小さな光じゃ、私不安よ。ここは相変わらず真っ暗なままだし、この光だって、ほら、今にも消えてしまいそうよ。」
    「大丈夫、僕を信じて。その光は、いつかこの丘じゃ窮屈なくらい大きな光になる。僕が去った後に、たくさんの人々がここを訪れる。優しい人、そうじゃない人、笑顔が素敵な人、涙を忘れちゃった人、怒ってる人、人間嫌いの人、嘘を吐く人、悪い言葉を振り回す人。本当にたくさんの、いろんな人が。その人たちに出会う度、君は勇気の光を貰ったり、失くしたり、壊したり、受け取ったりする。ときには、もう勇気なんて使い果たしてしまったよって、輝くことなんてないって、思うかもしれない。でも、大丈夫。それは絶対に消えない光だから。ちょっと見えなくなってるだけで、本当はいつだって、その胸の中にある光なんだ。」
    男の子が優しく微笑むので、ソフィーは毛布にくるまっているような安心感に包まれていました。
    男の子は、歩き出します。
    「もう君は、ひとりのときだってひとりぼっちじゃないよ。その胸のなかに、少なくとも僕がいる。それでもひとりぼっちに思うときは、ひとりぼっちを抱き締めてあげて。」
    男の子の輝きは、だんだんと小さくなり、やがて見えなくなってしまいました。だけど輝いていたことは、ソフィーの胸のなかに、微かな、でもたしかな光として残り続けました。

    それから長い年月がたち、ソフィーの、闇夜に浮かぶ月光のような金髪が銀色に染まった頃、ソフィーは最後の勇気と出会おうとしていました。死です。ソフィーは本当にたくさんの、いろんな人に出会いました。優しい人、そうじゃない人、笑顔が素敵な人、涙を忘れちゃった人、怒ってる人、人間嫌いの人、嘘を吐く人、それから、悪い言葉を振り回す人。様々な出会いの最後が、死との出会いです。
    ソフィーの死に際には、たくさんの人々が立ち会いました。皆、ソフィーの死を、それはそれはたいそう悲しみました。
    「ソフィーが死んじゃったら、僕ら光を失っちゃうよ。」
    「真っ暗になっちゃう。私たち、どうすればいいのかわからない。」
    と、人々はソフィーに言いました。すると、ソフィーは
    「大丈夫。光なら、もうあなたたちの胸のなかにあるから。その光は、見失いはしても、絶対に失くならない光だから。」
    そう言って、その碧色の瞳に、茶色の優しさを滲ませました。
    「それでも、あなたたちは、もしかしたら自分の光を見失って、暗闇で迷ってしまうかもしれないわね。でも大丈夫。私の光を、この世界に置いていくから。その光が、いつまでも残って、あなたたちを導くわ。」
    ソフィーの体が、だんだんと空に向かっていきます。ソフィーの光は、少しずつ、少しずつ、ゆっくりと、でもたしかに、小さくなっていきます。そうしてほとんど見えなくなってしまった頃、四方八方に、無数に飛び散り、真っ暗丘の夜空を、窮屈なくらいに埋めていきました。

    真っ暗丘には、太陽も昇らなければ、月も昇りません。だけど、ソフィーが放った勇気の光が、ソフィーの命の光が、真っ暗丘の夜空に浮かぶ星々となって、いつまでも、いつまでも、微かな、でもたしかな輝きを放ち続けています。

  • さとう
    秋元康秋元康
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    みんなが素晴らしいという西麻布の湯治場「ルフロ」に行って来た。これはいい。体の芯まで温まる。会食後に、一風呂浴びて帰るなんて粋じゃないか。

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  • さとう
    さとう

    昔の噺家は一仕事終えた後に、みんなで銭湯に行くっていう習慣があったらしい。
    今でも年輩の方々はそうしてるとか。

  • さとう
    さとう

    堀江さんの多動力を読んで思ったのは、僕は、この本は1つのことに縛られてる人のための本だと思ってたんだけど、読んでみると、密かに多動力を実行してた人のための勇気の本でもあるということに気づいた。