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takumi miuraのトーク
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  • takumi
    藤田晋bot藤田晋bot

    ネットサービスのプロデューサーや
    開発陣と仕事をしていると、
    最初はユーザー目線で創っていた
    筈なのに、いつの間にか
    そうではなくなっていくパターンは
    大きく分けると二つあります。

    (1)収益を稼ぐことを優先する。

    (2)運営側が使わせたいサービスを
    全面に押し出す。

    そして、実感値として圧倒的に(2)の
    ケースのほうが多いです。

    昨日も新規サービスをチェックしていて、

    「それは我々が使わせたい機能の
    ゴリ押しでしょ」

    「ユーザーが使いたいものではなくて、
    自分が使わせたいんでしょ」

    などと指摘したのですが、この話、
    今まで本当に数えきれないくらい同じ
    話を多くのプロデューサーにしてきました。

    「ユーザーに対するデリカシーが
    お前は足りないんだよ!」
    とか、
    「おもてなしの心がないのか!」

    などと口汚く罵ったこともあるのですが、
    大抵の場合、それを指摘された側は、
    怒ってる私をみてキョトンとします。

    なぜなら、皆、「ユーザーのために」
    必死で考えて持ってきたものだからです。

    何故このような事態が起きるのか?
    それを考えていたら、
    9年前、livedoorに匿名で書いてた
    時代の自分のブログに ちょうどそれを
    表す記事がありました。

    ―――
    <抜粋>
セブンイレブンの鈴木会長だったと思う。

顧客主義について、ありがちな勘違いを
何かのインタビューで見事に言い表していた。

「顧客のために」と「顧客の立場に立って」は違う。
    
子供のために子供を叱っているつもりでも、子供の立場に立ってみればありがたくもない。それと同じ。
    ―――

    顧客主義は、ユーザー目線と同じ意味です。

    「ユーザーのために」、
    これを使ったほうがこのサービスが
    楽しめるとか、
    こういう使い方をしたほうが便利だとか、
    皆が楽しいサービスになるはずだとかは、
    子供ために子供を叱っているのと
    同じ思考回路だと思います。
    ユーザー視点のありがちな勘違いなのです。

    ユーザーのためにではなく、
    ユーザーの立場に立って、
    思わず使ってしまう、
    気が付いたら便利だった、
    はまっていた、
    そのようなサービスをユーザーの立場に
    立って必死になって考えて創り、
    その結果として、我々が描いているような
    基本ループの使い方やコミュニケーション
    の楽しみ方をして頂けるようなサービスを
    創っていかなくてはいけません。


    ユーザー目線とは、
    「ユーザーの立場に立つこと」
    ユーザーためにとは違う。

    これを肝に銘じていこう!みんな!

  • takumi
    藤田晋bot藤田晋bot

    私は経営者になって間もないころから、
    「バランス感覚がいいですね」
    と褒めてもらえることが多いです。

    もしかしたら、特にこれといって優れた
    ところが見つからないので
    言われているだけかも知れませんが、
    自分でも、強みはバランス感覚かな、
    と感じることはあります。

    仕事をしていると、
    真反対のことが両方大事である
という場面に頻繁に直面しますが、
    バランス感覚はそこで求められます。

    安定と変化
    自由と管理
    謙虚さとプライド
    大胆さと慎重さ
    ・・・etc

    それらを仕事で議論したりすると、
    あまり好きな言葉ではないのですが、
    両方大事で必要なので、

    「結局はバランスだよね。」

    というような結論になって、
    任された人のバランス感覚に
    委ねるしかなくなります。
    つまり、成功の鍵を握るのは、
    結局その人のバランス感覚である
    という場面は、実はとても多いのです。

    私が、自分の人生のどこかで
    バランス感覚を身に付けたとすれば、
    思い当たる節が1つだけあります。

    それは、小学生の頃にずっと日記を
書いて親に提出していたことです。
    数年にわたって継続していました。

    日記を書き続けることで、
    その日一日を振り返る時間を通じて、
    自分を客観視してみることができる
    ようになりました。

    それが、経営者を始めてから、
    ホームページ上の日記に替わり、
    今ではこのブログに変わっています。

    2004年から続けているブログを
    書くことで、自分を常に客観視できる
    状態を維持できていると感じています。

    会社が行き過ぎていないか、
    慎重になり過ぎていないか、
    市場の中での競争力はあるか、
    自分が傲慢になっていないか、
    ・・・etc

    冷静でいられるのも、
    謙虚でいられるのも、
    健康に気を配ることができるのも、
    自分を客観視できていなければ
バランスを取ることは難しいと
    思います。
    敢えてバランスを崩していく時も
    ありますが、それも自分を客観視
    できてこそです。

    ブログや日報などは、
    最初は張り切っていても、なかなか
    長く続けられる人は少ないです。

    私は小学生のころ日記を書いていた
    経験があるので継続できる力がある
    のかも知れませんが、
    バランス感覚を養うためには、
    自分を客観視できる力が必要です。
そのために、ブログがお勧めです!
    という、ブログ奨励記事でした。

    皆さま、頑張ってブログ継続しましょう。