(ゆうたん)
僕が貸したTシャツをワンピースみたいに着てる君。
「ほい」僕は家に唯一あったミルク味のアイスキャンディーを君に渡す。
僕は変に緊張してしまって、君と少し距離を置いて座った。
なかなか君を見れず、沈黙が続いた。
すると急に、トンッと僕の肩が重くなった。
何も言わず、僕の肩に頭を置く君。
みるみるうちにアイスキャンディーは減っていく。
僕の体温は上がるばかり。
どうしたものかと考えていたら君がチラッと僕をみた。
君はまた一歩僕に寄り
「こうすると、ちょっとあったかいね」
と言いながらにししと笑っていた。
狙っているのか?いないのか
きっと何も考えていないんだろう。
あー僕が耐えられない。
ふいにくる甘えが甘すぎる彼女
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