三上雅博のトーク
トーク情報- 三上雅博
三上雅博 やま幸40周年、山口社長の還暦パーティーに招待して頂いた。
僕達は副社長(山口奥様)の枠で呼んで頂いた。
フォーマルな服なんて持ってないし、ちょっと高価な着物をレンタルしてそのパーティーに臨んだ。女将は自前の頂き物の着物だった。
有明の会場はとてつもなく広く、凄い数の招待客で溢れる盛大なパーティーでしたが、光栄な事に僕達夫婦の席は著名人や芸能関係の方が多く座る花道のすぐ横に用意されていた。
そしてパーティーは始まった。
間もなくして祝辞でステージに上がられたのは山口社長に「兄貴」と呼ばれている、後に僕が親父と慕う事になる 「見城徹」だった。
大役を終え、席に向かう親父を目で追うと、花道を挟んだ僕達と反対側の前方すぐ見える席に戻られた。
女将はすぐに言ってきた。
「挨拶に行こう!!」
真剣な目だった。
どうやら冗談では無い様だ。
ただ、挨拶するのは僕なのだ。
勝手な事を言うよと思ったが、ゲーテの会員制の愉悦と言う特集でMIKAMIを掲載して頂いたお礼をさせて頂くという口実を用意して、僕達は立ち上がり天を見上げ、深呼吸して「見城徹」の元へ向かった。