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三上雅博

北海道小樽市オタモイ1-17-21。 オタモイ海岸の近くの集落みたいな長屋の団地群で生まれ育った。 ずっと負け続けてきた人生だ。 何かで表彰された事などもちろん無い。 悔しくて他人を羨んだり妬んだりした事もある。 でもそんな風に思うのは、己の努力が足りないだけなのだ。 ただ自分に与えられた舞台で精一杯、目一杯と命を燃やす。燃やし続ける。どんな強風にも負けない様に。 思えば田舎から出てきて随分遠くまで来てしまった。 今は毎日僕に出会った人が少しでも幸せになってもらえる様な人間になりたくて、反省して反省して猛省しながら生きている。 今日もし生き延びる事が出来たなら、 明日は、 鮨職人になるためこの世に生まれてきた 三上雅博という存在にとって、 生涯で最も報われる日となるだろう。 明日は僕にとって運命の日だ。 感謝。

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