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七色息子

ミュージカル AKB49~恋愛禁止条例~観た。 「青春ガールズ」 何歳になっても等身大の前向きさを。人生どこにいても青春。気づかないだけで側にある。彼女たちがこれから見つける、青春の始まり、その物語の始まり。 「ミニスカートの妖精」 ふとした瞬間、目に映った、輝きへの素直な憧れは、一筋の微かな光を生んだ。儚くも健気に、夜空に夢を願う姿。僅かに光るその姿が、既に誰かにとっての新たな星になっていることを、彼女はまだ知らない。 「僕は頑張る」 人を思う。熱い衝動が自分を奮い立たせる。得体は知れないが、心が走る。あなたの為にと、一歩踏み出す。雲で隠れるほどの高い山、無謀、それすらも怖れない、思い。 「残念少女」 「夜風の仕業」 抱えるジレンマは人それぞれ。一人ひとり、一言ひとこと、問い掛けの趣は変わる。深く感情を落とし、また拾い上げる、その反復によってのみ個性が形作られる。 「スキャンダラスにいこう」 弾ける可能性は誰にも止められない。重なる未来は何色もの層になって自分たちだけの世界を彩ってゆく。 「LOVE CHASE」 湧き上がる欲望、逃げ惑う愛、競い合う風、胸の片隅から吹き抜ける本能。すべてが赴くまま、天秤から転がり、タガが外れ、暴走する独りの少女がいる。 「大声ダイヤモンド」 大好きだ。その大声は、誰に何を気付かせるのか。霧がかった感情をつんざき、自分の気持ちを素直にさせる。言霊が光っている、その光こそ、己の道を照らし出す灯台なんだと、彼は気付く。 「RIVER」 たぎる血が体中を駆け巡る。自身をいじめ抜き、鼓舞する姿は、気高く美しい。彼女たちは試されている。向こう岸へジャンプする勇気を、その身を激流に賭す覚悟を、夢にしがみつく根性を。目の前に理不尽に広がる大河、初めて与えられた試練が、彼女たちの道を塞ごうとしていた。 「夕陽を見ているか」 彼女の目線、その先に見える、しあわせの蕾。彼女は知っている、夕陽の後姿が美しいということを。1日を包んでくれたその背中に感謝しながら自分を振り返る、前を向くためには、その瞬間が何より大事だということを、彼女は知っている。 「虫のバラード」 ひとりぼっち。試練からはぐれた少女は、強さゆえ、傷つきながら、孤独にもがく。あなたのその強さが、誰かを救う力になる。その手を差し出せ、あなたのために。 「ウッホウッホホ」 君は独りじゃないんだよ。素直にならなくてもいいから、一緒にいよう。仲直りの握手、涙で見えなくたって、しっかりと前を向いている、あなたたちの視線は、熱い。 「鏡の中のジャンヌダルク」 必死に自己満足に甘える誰かが見える。瞳に映るこいつは誰だ。省みる不安に負けそうなこいつは私だ。跳ね返せ、戦え、互いの瞳が鏡となる。勇姿を映し続けよう。一人では勝てぬ。共に戦おう。 「友よ」 理由なく名残惜しくなる、そんなセンチメンタルを呼ぶオレンジ色の青春。まだ見ぬページをめくる友よ。歩いていこう。歩いていこう。 「僕の桜」 桜が散った、僕の夢が咲くのを待たず。時は走り続ける、僕はもう追いつくことができない。残された枝葉は僕の夢の跡だ。新たな息吹を、僕の桜は待っていたのだろう。それが、彼女の笑顔と僕の出逢い。 「君はペガサス」 君は僕の幻想が描く偶像のペガサス。それでも出逢ってしまった。近づくほど広がる虚しさ、穢れなき思い、身勝手に僕は傷つき、君を傷つけた。君は幻想に耐えられず翼を折った。血に染まる純白の鬣が、この夢の悲劇を物語る。ただ見守り続けるだけで良かった、信じる強い眼差しに、2人の消えた未来が映る。 「AKB参上」 砕け散った夢と未来、乾き切った塵芥、それすら燃やせ、まだ燃える、その情熱で、何度でも蘇る夢と未来があるはずだと、彼女たちは挑戦し、証明しようとしている。 「会いたかった」 「桜の花びらたち」 がむしゃらに、ひたすら前向きに、走り続ける彼女たちから生まれる、その風が、その汗が、その涙が、その笑顔が、すべて青春。全力で青春する彼女たちが、本当に輝いて見えました(^^) 「ファーストラビット」 微笑ましいほど無邪気、それでいて決意に満ちた、そんな好奇心を信じて、最初のうさぎは走っている。胸の高鳴りをごまかさず、傷つくことを恐れず、未来を頑なに信じる眼差し、感謝と努力が共存する力強い姿から、本当の勇気をもらいました。 名曲により奇跡的に紡がれた、彼女たちの青春物語。等身大のリアルから生まれる、心の底からの共感こそ、48グループが愛される最大の理由なのでしょう。最高のミュージカルをありがとうございました。

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七色息子、映画、小説、音楽、演劇、漫画、アイドル
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  • 七色息子
    七色息子

    見城さん、ありがとうございます。余計なお世話だなんてとんでもございません。おっしゃる通りです。今の自分は綺麗事の中だけでしか生きていません。現実を生きなければと、ずっとずっとモヤモヤモヤモヤしながら未だ夢の中で生きています。

    昨夜、感想を書きながら、朝、自分の感想を読み直しながら、その自分の情けなさに途轍もなく惨めな気持ちになりました。それが事実です。

    「夢から醒めて見る夢こそが人間を成長させる。」

    夢の中で、妄想と自慰行為の傍ら、一時の安易な自己嫌悪の後に、変わりたい、変わりたい、成長したい、成長したい、と口先だけで言い続けている私にとっては、途方もなく遠く感じてしまう言葉です。

    「歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊す勇気を持って欲しい。」

    その勇気、その覚悟が、今の私にはありません。でも、今のままそれで良しとは微塵も思っておりません。

    虹を消します。夢を消します。自分の吐いた血へドの中から言葉を絞り出します。


    本当に私はダメダメですね。見城さんの言葉が、嬉しくて嬉しくて、また夢を見てしまっています。

    それではいけません。精進致します。
    歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊します。

    見城さん、こんな何処の馬の骨とも分からない私に言葉を掛けて下さり、本当に有難うございます。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    片想 歌詞
    歌:中島みゆき
    作詞:中島みゆき
    作曲:中島みゆき
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うまい話には 裏がある
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

    「一度やそこらのやさしさで
    つけあがられるのは とても迷惑なんだ」
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

    手を放せ 早く すがる袖から
    振り払うのは うとましい
    手を放せ 早く すがる袖から
    うかれているのはおまえだけ

    「一度やそこらのやさしさで
    つけあがられるのは とても迷惑なんだ」
    手を放せ 早く すがる袖から
    うかれているのはおまえだけ
    手を放せ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

  • 七色息子
    見城徹見城徹

     吉本隆明著 1952~53

    「分裂病者」

    不安な季節が秋になる

    そうしてきみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    きみははやく錯覚からさめよ

    きみはまだきみが女の愛をうしなったのだとおもっている


    おう きみの喪失の感覚は

    全世界的なものだ

    きみはそのちいさな肺でひとりの女をではなく

    ほんとうは屈辱にしずんだ風景を抱くことができるか

    きみは火山のように噴きだす全世界の革命と

    それをとりまくおもたい気圧や温度を

    ひとつの加担のうちにとらえることができるか

    きみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    かれはきみからもち逃げした

    日づけのついた擬牧歌のノートと

    女たちの愛ややさしさを

    睡ることの安息と

    秩序や神にたいする是認のこころと

    狡猾なからくりのおもしろさと

    ひものついた安楽と

    ほとんど過去の記憶のぜんぶを


    なじめなくなったきみの風景が秋になる

    きみはアジアのはてのわいせつな都会で

    ほとんどあらゆる屈辱の花が女たちの欲望のあいだからひらいた

    街路をあゆむのを幻影のようにみている

    きみは妄想と孤独とが被害となっておとずれるのをしっている

    きみの葬列がまえとうしろからやってくるのを感ずる

    きみは廃人の眼で

    どんな憎悪のメトロポオルをも散策する

    きみはちいさな恢復とちいさな信頼をひつようとしていると

    医師どもが告げるとしても

    信じなくていい

    きみの喪失の感覚は

    全世界的なものだ

    にんげんのおおきな雪崩にのってやがて冬がくる

    きみの救済と治療とはそれをささえることにかかっている


    きみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    きみはかれが衝げき器のヴォルテイジによってかえると信ずるか

    おう それを信じまい

    きみの落下ときみの内閉とは全世界的なものだ

    不安な秋を不安な小鳥たちがわたる

    小鳥たちの無言はきみの無言をうつしている

    小鳥たちが悽惨な空にちらばるとき

    きみの精神も悽惨な未来へちらばる

    あわれな不安な季節め

    きみが患者としてあゆむ地球は

    アジアのはてに牢獄と風てん病院をこしらえている

  • 七色息子
    七色息子七色息子

    見城さん、ありがとうございます。余計なお世話だなんてとんでもございません。おっしゃる通りです。今の自分は綺麗事の中だけでしか生きていません。現実を生きなければと、ずっとずっとモヤモヤモヤモヤしながら未だ夢の中で生きています。

    昨夜、感想を書きながら、朝、自分の感想を読み直しながら、その自分の情けなさに途轍もなく惨めな気持ちになりました。それが事実です。

    「夢から醒めて見る夢こそが人間を成長させる。」

    夢の中で、妄想と自慰行為の傍ら、一時の安易な自己嫌悪の後に、変わりたい、変わりたい、成長したい、成長したい、と口先だけで言い続けている私にとっては、途方もなく遠く感じてしまう言葉です。

    「歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊す勇気を持って欲しい。」

    その勇気、その覚悟が、今の私にはありません。でも、今のままそれで良しとは微塵も思っておりません。

    虹を消します。夢を消します。自分の吐いた血へドの中から言葉を絞り出します。


    本当に私はダメダメですね。見城さんの言葉が、嬉しくて嬉しくて、また夢を見てしまっています。

    それではいけません。精進致します。
    歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊します。

    見城さん、こんな何処の馬の骨とも分からない私に言葉を掛けて下さり、本当に有難うございます。

  • 七色息子
    七色息子

    ↑こんな言い訳じみた文章を書く暇があるなら、さっさと現実に踏み出せ、夢を消せ、虹を消せと、自戒します。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    七色息子へ。

    七色の虹が終わる時、息子は父にならねばならない。少年は男になり、王子は王となる。
    現実と折り合い、自然と和し、時間に染まる。つまり、成熟するのだ。悪を引き受ける。矛盾を呑み込む。
    十二の原色を全部混ぜると深い黒になる。
    真昼の明るさに夜の闇の深さが解るものか。
    ニーチェの言葉だ。
    人はやがて漆黒の闇を生きねばならない。
    それがこの世に生を受けた者の宿命だ。
    七色息子は漆黒の父になる。
    そこからだ、人生が始まるのは。現実、自然、そして時間。
    [無謀漫遊記]は人間の宿命と戦う人々、ひとりびとりの物語なのだ。

  • 七色息子
    七色息子

    見城さん。有難うございます。

    見城さんのメッセージに対して「はい。分かりました。頑張ります。」と二つ返事で御返答させていただくのだけは憚られます。だからと言って、今の自分の言葉で熟考してみたところで、今の自分が絞り出す言葉は、どれも見当違いになってしまいます。それがとても歯痒いです。悔しいです。惨め以外の何ものでもございません。その申し訳なさに、今は嗚咽しか出ません。嫌なことばかりです。自分勝手で、ズル賢くで、不条理で、本当に嫌なことばかりです。そう思ってしまう自分が何より嫌で嫌で堪りません。そのすべてを受け入れます。そのすべてに晒されます。そのすべてになります。漆黒の父になるための、宿命と戦うための、そこからが始まり。覚悟致します。

    …やはり、今の私は、上っ面な言葉しか発することができません。本当に申し訳ございません。見城さんのメッセージに応えることができるほどの 自分の言葉を見つけます。必ず見つけます。

    見城さん、本当に有難うございました。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    七色息子。秋元康に「七色息子を読んでくれ」と頼んだのは僕だ。だから、僕は君にいつか引導を渡さなければならないと思っていた。偉そうに言わせてもらう。
    君には見込みがある。この切ない現実を逃避してはならない。現実と交わい、戦い、和せ。それでも吹きこぼれるものがある。その時、君は表現者として立っている。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    ⬆︎ 七色息子。再リトーク、申し訳ない。
    自分の思考の流れを整理しておきたかった。
    [無謀漫遊記]に全ては発しているからだ。

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  • 七色息子
    七色息子

    滅相もございません。

    [無謀漫遊記]を私は一生涯に渡って、常に現実の夢の指針として、この胸に留め続けます。もう余計なことは妄想しません。綺麗なままではいません。悪を引き受けます。矛盾を呑み込みます。現実と交わい、戦い、和してみせます。歯くいしばってくいしばって頑張ります。これ以上言葉にすると覚悟が軽くなってしまいそうで怖いので、あとは血ヘド吐くまで。見城さん、この度は本当に有難うございました。

    大丈夫です。 見城さんからの引導、しっかり受け止めました。 夢から醒めて、現実の夢を見ます。