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ホソカワヒロマサ

実は供給過多の職種もあります。それが、介護にも関連の深い理学療法士や作業療法士。理学療法(PT)の国家資格保持者は平成12年の2万6921名から平成24年には10万560名と約4倍に増加。また作業療法士(OT)も、平成12年の1万4880名から平成22年には5万3080名と約3倍になっています。医療機関の数はたいして増えていないので、PT、OTとも過剰供給になっている現状があります。 これはここ20年でリハビリテーション専門職養成施設が10倍以上に増えたため。養成校の卒業生は今後も続くので、供給過多の状況がいっそう進みます。それでも2025年までは団塊の世代という大きな高齢者群がありますので、その団塊の世代の高齢化に伴い、リハビリテーションのニーズは増大します。 しかし、それ以降はリハビリ職の供給過多の問題は深刻なものになると思われます。医療費の増大は財政上の大きな問題になっており、今後よりいっそう医療費(診療報酬)の抑制が進むでしょう。そうすると、まずコ・メディカル(医師の指示のもとに業務を行う医療従事者)の給与が引き下げられると予想され、同じコ・メディカルの看護師に比べてPT、OTの給与は低く、さらに給与が低くなるとすれば、リハビリ職の質の低下も懸念されます。 http://www.minnanokaigo.com/news/N70163005/

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ホソカワヒロマサの論理的感情トーク
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