櫻田 律子のトーク
トーク情報- 櫻田 律子
櫻田 律子
しばしば妙ちくりんな
意地といおうか
無駄な抵抗といおうか
ヘンテコりんな勘違いをしている
高齢者に出くわすことがある
高血圧の高齢者が自宅で朝に血圧を測定し、血圧手帳に記録するとして
主治医にその記録を見せる約束をしていて
主治医が目標血圧の上が130までだと話したから
130を切るまで繰り返し何度も測り直すと聞いた
朝の降圧薬をのむ前の
朝ごはんを食べる前の
起床して30分以内に測った血圧を記録するようにと
その主治医は話したのにも関わらず
130までどころか150に近い数値を
どうにかして
記録せずにおきたいその高齢者は
考えに考えた挙げ句
朝食後に降圧薬をのんで1時間後に数度測り直した内の一番低い数値を選び
その血圧手帳に記入する
そして
かかりつけの医院で測定する度に
血圧は上が150台、下が100になる
至極当然のことだ
それなのに
平然と
持参した血圧手帳を見せて
「自宅ではいつも130と80なんですよ」
とのたまう
騙す方と騙される方と
誰の為の偽装工作なんだ?
何の為の偽装工作なんだ?
どこかの自動車メーカーや建築会社のデータ改竄と
一体なんの違いがあるんだ?
都合の悪い数値を無かったことにして
都合の良い数値に書き換える
そして
それを記録してさもさも本当の記録かのように
すり替える
自分の血圧や体重や学歴や年収を好きな数値や学校に書き換える
偽の自分になり替わる
虚勢や虚像で自分が守られると錯覚する
たかが
血圧数値ですら
まともに
向き合えない
体重管理、血圧管理すらできない
誰の為の偽装?
誰に得があると言うのだ?
嘘で塗り固めた虚栄心、自尊心
馬鹿としか言いようがない
つける薬なんかねーよ