「人生の扉をひらく鍵・中山祐次郎」読了。
中山先生が南日本新聞に月1で連載された35のエッセイに、お2人の息子さんへの「手紙そして遺書」としての一文が添えられています。
エッセイ自体が抜群に面白いのは勿論、息子さんへの手紙は、医師として作家として親としての「覚悟と凄み」が伝わってきます。特に外科医としての努力の部分が凄まじい迫力を感じさせる。
今の温和なイメージの中山先生からは想像がつかない鹿児島大学入学時(ひねくれた金髪ピアス喫煙者)だったそうですが、そこから今までの自伝と熱い熱い想いが綴られた本書。研修医シリーズのどれか一冊でも読まれた事のある方には、是非是非お薦め致します。
中山先生の益々の御活躍を願っております。
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