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ナナ散歩だよ

口内炎が次々やってきて 首から上が炎上している 起きていられなくて ベッドに横になる 耳鳴りが 外の音霊をよせつけず 赤い光が 眼孔に刺しこんでくる 痛みのパッチワークが始まる うちの神さまが もっともな小言を言いながら お昼と抗生剤と青汁ジュースを もってきた わかってるよ… 不摂生が原因なので 素直に受け流している 梅雨のひと休みか 陽気な光がまぶしい 蒸し暑さの中で 寝返りをくりかえす ああ気分は 消し忘れたムニエル…

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ナナ散歩だよのトーク
トーク情報
  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ

    ノれんに腕押し選挙は
    もういいかな…

    うなだれピカロのお題目は
    言葉の無駄使いだよ…

    雪虫のため息が聴こえる
    白々しい会場で
    えんぴつが転げ落ちる音に
    目が醒めますように
    心して選びます。。。


  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ


    義理の娘の心模様…

    勘違いな幼な子の
    すれ違いはSee-Sawゲーム

    後戻り出来ない心の擦過傷が
    互いの深淵を拡げてゆく……

    どこで
    間違ってしまったのだろう…

    娘よ…。


  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ

    ひと知れず…
    ひと思いに…
    ひと事のふりをして…
    ひと並みの嘘に心を惑わす

    ひとと人の間には
    無限の葛藤がひしめいている…

    言葉の隙間に
    閉ざされた血の雨が振る…

  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ

    寄り添えない心の傲慢さ…
    耐えられない心の懺悔…

    越えられない言葉の裏表に
    溶け落ちた思いが
    いつまでも
    しがみついている

    悲しみはいつも
    喜劇を装う…

  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ

    朝の目覚めは少し早くて
    ラジオの声に微睡んでいると
    カタカタ地震がやって来た
    直ぐに止んだ…


    自分と向き合うのは
    とても難しい

    小説の処女作から
    抽出したような
    無数の人間像が
    自分を取り巻いて
    もがいている

    自分の目に入る世界から
    自分の眼に映る世界から

    出入りの激しい言動が
    垂れ流されている

    言葉の裏書きは
    その行動に示されるか…

    そう簡単では無さそうだ。。。

  • ナナ散歩だよ
    ナナ散歩だよ
    投稿画像


    へん頭痛が
    瞼を重くする朝…

    いつものように
    モカ豆を挽いて

    雨上がりの雫が
    躊躇いがちに落ちるように
    ミルクを垂らす

    カップに木霊する
    耳鳴りのような生活音を
    ただぼんやりと
    聴き流している

    因果応報…

    振り返るほど
    生きて来なかったけど

    眼の前を
    通りすぎてゆく世界は
    揺らめく炎の残影に
    似て非なるもの

    眼に見えない
    ふれ合う空気の温かさが
    ふたりの幸せを
    気づかせてくれる

    今年初めての
    薪を焚べながら
    ぼんやり
    微睡んでみた。。。