千冊回峰行中!
トーク情報- 吉田真悟
吉田真悟 No.731
映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
2024/04/05
(3/18 U-Nextで鑑映)
シェフである父とSNSに詳しい息子とシェフの元部下の3人の愉快な料理ロードムービーでした。
美味しそうな食べ物が沢山出てくるなか、キューバサンドなるものを是非食べてみたくなった。
(空腹時に観てはいけない)
父子の微妙な関係のなか、息子(パーシー)が可愛くて、自分の息子の少年時代を思い出してしまった。
シェフとブロガーとのやりとりが結局ハッピーエンドに終わり、妬ましくなるが、ダスティン・ホフマンが頭の固いレストランのオーナー役なのは、勿体ないよね?
登場人物:
カール(シェフ)
パーシー(カールの息子)
マーティン(カールの友人、元部下)
イネス(裕福なカールの元妻)
ラムジー(料理評論ブロガー) - 吉田真悟
吉田真悟 No.732
『アメリカン・アンダードッグ』
2024/04/25
(3/19 AmazonPrimeで鑑映)
NFLのレジェンドクォーターバック、カート・ワーナーのサクセスストーリィ(実話)である。
冒頭、大好きなサンフランシスコ49ersのQB、ジョー・モンタナの活躍映像が映り胸熱となる。
そのジョー・モンタナに憧れるカート・ワーナー少年がQBの練習を開始するシーンからこの伝説は始まる。
後半は大体ついていけるが、前半を観ていて、こんなにも苦労をしていたのかと驚く。いやはや大変な男だと再認識した。
3回観て3回とも同じ所で泣いてしまった。
常にフットボールの成績で自分を証明し続けた男が、バツイチで二人の子持ち(さらに長男は視覚障害者)のブレンダに求婚するシーンでである。
また目の不自由な息子のザックの演技がさらに泣かせてくれる。
この時点でカート・ワーナーは本当に欲しいものを手に入れ、勝者足りえたのである。その後は神様からの彼へのご褒美みたいなもので華々しい。
アリーナフットボールで活躍し、NFLのラムズのスカウトの目に止まり、トライアウトを経て、控えのQBとして契約する。
アンダー・ドッグとは、「咬ませ犬」という意味である。「運命はアンダー・ドッグに味方するんだ、それを一緒に証明しよう」とラビット関根に似たヘッドコーチに諭される所で血がたぎる。
その後、エースQBが怪我したため急遽、正QBとしてスーパーボウルチャンピオンにまで駆け上がる。
シーズンMVP、スーパーボウルMVPを受賞し後に殿堂入りする。
エンドロールの最後の最後まで観るとブレンダと7人の子供を生し、ザックともども幸せに暮らす映像が流れ温かい気持ちに溢れる。なんてこった、堪らない映画である。是非ご覧あれ。 - 吉田真悟
吉田真悟 No.733
『八日目の蝉』角田光代著
(2007/3/25 中央公論新社)
2024/05/14
(Amazon Audibleで3/19視聴)
不倫相手の子供を衝動的に盗み出し、数年も連れ回す主人公に徐々に情が移っていくが、いつ捕まるのかと緊張感がずっと続いた。
母親ごっごに付き合わされるが、決して不快ではない。子を守る母親として主人公の「希和子」になりきり、行く先々で世話してくれる他人の人情に触れ、逃亡生活をハラハラしながら追っかけて、最後は誘拐が発覚して捕まってしまい一旦ホットするも、今度は「薫」(子供)の目線でその後の第二章が始まる。希和子と同じような不倫をしてしまう薫に、またかといった諦めを感じる。
希和子と薫の最後のすれ違いについても、やきもきしつつ諦めてしまう。
そこで出会ったなら、お互いを十分に理解できただろうかな?