【闇き世代】 ※派閥の由来は〈善悪に関して分別が無く愚かでありながら(幾多の時代を経て)世代を超えても、派閥の総意が一切変わらず、全く光や希望(救い様)の無い者達〉と言う意味を持つ ・日本の天宮市(の裏社会)を中心に活動している〈狂闇(ｷｮｳｱﾝ)〉〈妖焔(ﾖｳｴﾝ)〉〈恐恒(ｷｮｳｺｳ)〉〈怨鬼(ｴﾝｷ)〉〈厭魅(ｴﾝﾐ)〉〈闇代(ｸﾗｼﾛ)〉の〈現・六家〉から成る〈術師の暗部派閥〉であり、裏社会で頭角を現しても派閥が潰される事無く現代まで存続している事を考慮すると、術師派閥としては表社会の名だたる派閥や勢力と遜色無いであろう事が見て取れる ・現代に於いて表社会ではあまり名が知られていないが、その反面裏社会に於いては派閥としては勿論、個々の家系もその名を知らない者は居ない程〈悪い意味で〉名が轟いている派閥である ・闇き世代は闇代家を除き〈負源魔術〉と呼ばれる〈人の負の感情(以降《負情》とする)が持つ《負の力》を原動力として多種多様な性能を発揮する〉と言う特徴を持つ固有魔術を継承している ※この固有魔術を継承している事もあり、闇き世代の出身者は〈例外無く、人が抱く負情を視る事の出来る先天性の霊視系体質を持つ〉と言う事が知られている ・術師としての固有魔術が負情を原動力とするモノであると言う事、闇き世代の出身者の大半が性悪な者や犯罪歴がある者、殺人鬼、規定違反者等、野放しにできない問題児が揃っている等の理由から闇き世代は古くから表社会・裏社会問わず数多の三師家系から忌み嫌われている ※実は、闇き世代が表社会であまり知られていない理由の一つとして「忌み嫌われている家系であるが故に、表社会に於いて闇き世代の事を語る者が年々減っていき、話題に挙がる事が無くなった結果、知名度が低くなってしまった」と言うモノがある ・表社会では上記の様な扱いを受けている反面、裏社会に於いては少なからず忌み嫌う者達は居るが、主に裏社会での扱いは〈存在自体が迷惑極まりない者達〉と言うモノであり、闇き世代が継承する負源魔術の特徴を厄介視する者が多いのだが、下手に排除しようとすれば〈そう言った負情さえ負源魔術に利用されて、逆に潰されかねない〉と言う結果にもなり得る為、裏社会で活動する者達は〈自分達の邪魔にさえならなければ基本的に野放しにしておく〉と言う対応をする者も居れば、逆に〈犠牲を払ってでも、事前に潰しておく〉と言う対応をする者も居る等、個々や派閥・勢力によって闇き世代に対する対応の仕方は様々である ・現代に於いて〈闇き世代の今後に関して〉内部では大きく〈穏健派〉と〈強硬派〉の二つに勢力が分かれており、お互いにギスギスした環境が派閥内で出来上がっているとの事 ※ちなみに、表社会に進出している闇き世代の出身者達は、表社会では心底信頼している者以外には苗字を絶対に明かさない、別の苗字を名乗る(←父方が闇き世代なら母方の姓を名乗ると言った感じ)等の様々な対応をして生活している者が殆どとの事 ・また、闇き世代の出身者は総じて〈他者の負情に敏感であり、それ故に他者を容易に信用せず、信用しない故に味方にさえ手の内を見せず、そして《術師としてのプライドの高さ故に、己が認めた者以外の》下に付く事を嫌う〉者が多いとされている ・また、闇き世代は〈他の勢力が表立って事を起こしている時のみ、事を起こしている勢力を《隠れ蓑にする》様にその裏で事を起こす形で裏社会に頭角を現す〉と言う事を繰り返しており、自分達が〈最初に事を起こす〉と言う行為は決してしないとの事 ※そして、隠れ蓑にしている他勢力達が潰されそうになっているのを知るや否や、唐突に鳴りを潜め始め、そのまま何処かへ姿を消してしまう ・上記の行為を繰り返している為、どう言った目的で事を起こすのか、目的があるならば何故隠れ蓑が無くなると唐突に姿を消すのか等、色々と疑問点や謎が多いが、現代に於いても解決していない事が多数あるとの事 ※詳細はシナリオにて