六つの家系については以下の通りである 【狂闇(ｷｮｳｱﾝ)】 ※家系名の由来は〈誰が見ても狂っていると言える程の深くドス黒い闇(陰)がある者達〉と言うモノである ・闇き世代と言う派閥を設立した〈創設者〉と言う社会的地位を持つ家系であり、当然ながら闇き世代の中で最も歴史の深く、術師家系としての力量も底知れないモノとなっている ※それ故に、狂闇家(や狂闇家の人間)は裏社会や闇き世代の穏健派側の人物達からは闇き世代の中で最も危険な家系と言う認識をされている ・上記の理由により、闇き世代の中で最も権力を持ち、現代に於いては内部勢力の〈強硬派〉の中核を担っているとの事 ・当主は〈狂王(ｷｮｳｵｳ)〉の異名で呼ばれている ・負源魔術の中でも〈悪意(←全ての負情)を原動力にする事が出来る〉と言う特徴を持つ〈負源魔術《悪(ｱｸ)》」を継承している一族である ・その他の家系の特徴として、闇き世代と言う派閥の創設者と言う立場であるが故に「我々(狂闇家)には闇き世代の全てを支配する資格があり、その全てを自由に扱う権利がある」と言う危険な思想を持っており、闇き世代を〈我々の存続の為にある派閥〉と認識し、他の五家の家系及び出身者を〈我々の駒〉と認識しているが……当然その思想等を表沙汰にする訳には行かない為、表向きは他の家系を気遣い、家系繁栄の為の様々な支援を行っているとの事 ※それ故に、闇き世代の一部の面々(特に強硬派側の人物達)から信用されている上に信頼は厚く、中には狂闇家の本性を知っていながら狂闇家に絶対的な信頼を置く者さえ居る始末である (←そもそも、狂闇家を軸としてそう言った者達の集まりとして誕生したのが《強硬派》である) 【怨鬼(ｴﾝｷ)家】 ※家系名の由来は〈他者に対し常に不満・不快の情を持ち、鬼の様に冷酷無慈悲である者達〉と言うモノである ・闇き世代の派閥内では〈表向きは〉狂闇家に次いで深い歴史を持つ家系であり、現代に於いては内部勢力の〈穏健派〉の中核を担っているとの事 ※1.しかし、現代に於いては現当主が穏健派のトップの右腕(No.2)なのに対して、現当主の座に就いている人物の娘である次期当主が強硬派に属していると言う状況となっているとの事 ※2.〈表向き〉となっている理由に関しては別途説明 ・当主は〈怨華(ｴﾝｶ)〉と言う異名で呼ばれており、当主は女性のみ就く事が出来ると言う仕来たりも存在している ・負源魔術の中でも〈怨み(怨嗟)の負情を原動力にする事が出来る〉と言う特徴を持つ〈負源魔術《怨(ｵﾝ)》〉を継承している一族でもある ・その他の家系の特徴として、家系名の由来にもある通り〈冷酷無慈悲な性格の持ち主〉が多い事で知られているが、穏健派の中核を担っている事もあり、出身者の殆どが己のそう言った性格を嫌っている者との事で、それ故に表向きはそういった性格を見せない様に取り繕っているらしい 【妖焔(ﾖｳｴﾝ)家】 ※家系名の由来は〈人に災いを与える程の(怒りの)焔を燃やしている者達〉と言うモノである ・闇き世代の派閥内で〈表向きは〉3番目に深い歴史を持つ家系であり、術師家系でありながら太刀術の名門でもある ・現代に於いては、現当主と次期当主が双子の兄妹と言う幼い頃から続く親密な関係にも関わらず、現当主である兄が狂闇家の現当主に認められ、強硬派の上層部の一角と言う地位を持つのに対して、次期当主である妹は逆に怨鬼家の現当主と親しい関係にあるが故に、穏健派に属していると言う、兄妹でありながら闇き世代内部での立場が大きく異なる状況となっている ・当主は男性ならば〈焔狼(ｴﾝﾛｳ)〉女性ならば〈焔馬(ｴﾝﾏ)〉と言う異名で呼ばれている ・負源魔術の中でも〈怒り(憤怒)の負情を原動力にする事が出来る〉と言う特徴を持つ〈負源魔術《怒(ﾄﾞ)》〉を継承している一族でもある ・その他の家系の特徴として〈普段は穏やかで大人しい性格の持ち主なのだが、一度怒らせると別人の様に相手が親しい人であろうが容赦無く毒舌を噛ます様になる等、当たりが強くなる〉性格の持ち主が多い事で知られている