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さらさちこ
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面白くて移動中の車にも連れて行ったページターナー。 料理王国やワイン王国を読んでいた頃に良く載っていたシェフや、村上信夫氏とのゆかりを知り驚嘆した。 生い立ちも含めて赤裸々に綴られ、愚直に破天荒それでいて好機を逃さない狡猾さ強かさ。 「 屈原既放、遊於江潭、行吟沢畔。 顔色憔悴、形容枯槁。 漁父見而問之曰、 「子非三閭大夫与。何故至於斯。」 屈原曰、 「挙世皆濁、我独清。衆人皆酔、我独醒。是以見放。」 漁父曰、 「聖人不凝滞於物、而能与世推移。世人皆濁、何不淈其泥、而揚其波。衆人皆酔、何不餔其糟、而歠其醨。何故深思高挙、自令放為。」 屈原曰、 「吾聞之。『新沐者必弾冠、新浴者必振衣。』安能以身之察察、受物汶汶者乎。寧赴湘流、葬於江魚之腹中、安能以皓皓之白、而蒙世俗之塵埃乎。」 漁父莞爾而笑、鼓枻而去。 乃歌曰、 滄浪之水清兮 可以濯吾纓 滄浪之水濁兮 可以濯吾足 遂去不復与言。 」 清濁併せ呑んで剛直に柔軟に生き抜く逞しさに惹かれる。 凍えながら船を漕いでいる時、父に教えられた言葉が、三國さんの人生の根幹にあって、それは今も息づいている。 YouTubeで若い頃のギラギラした印象と変わられたように思ったが、表紙の瞳の輝きは深みと鋭さ増して魅力的で、開店を控える「三國」は正に新たな挑戦だと確信した。

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さらさちこのトーク
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  • さらさちこ
    見城徹見城徹

    また日曜日になった。70年間3800回ぐらい日曜日を迎えて来た。日曜日が終わり、また日曜日が来る。それを繰り返して人間は土に還る。本当は、時間などない。時間は人間が作った概念であって、あるのはただ肉体の成長と衰弱だけだ。生まれて死ぬだけだ。時間という概念の発明は言葉の発明と共に人類の最大の発明である。正確な言葉で思考する。言葉によって発想された時間という概念で、生まれて死ぬまでを過ごす。100年後も1000年後も10000年後もやがてすぐに来る。宇宙という摂理の中に人は一瞬の間、ただ在る。その悠久の中で一瞬、足掻く。泣く、笑う、怒る、喜ぶ。全ては死を迎えるための準備なのだ。徒労。それこそが人生。そう思えば今日の困難と憂鬱は何ほどのこともない。忍びて終わり悔いなし。

  • さらさちこ
    見城徹見城徹

    言葉は生き方を決定します。言葉によって人は行為するのです。行為した時、言葉はその人の中で肉体化されるのです。ですから、言葉と行為は表裏一体です。その時、言葉は説得力を持ち、人を動かします。そこに結果が生まれます。言葉→行為→肉体化→結果→新しい言葉。生きるということはこの繰り返しです。

  • さらさちこ
    見城徹見城徹

    ⬆︎ 有難う。嬉しいけれど、吉田松蔭の「覚悟」と「実践力」には遠く及びません。自分の信念を貫き通すために現実の踏絵を踏み抜き続けた正に狂気の人。29歳で斬首刑。水平に飛んだ駒鳥は木に激突して早くに命を落とすのです。66歳まで生き永らえている僕は凡人です。

  • さらさちこ
    見城徹見城徹

    一日一日は確実に過ぎて行く。一年後の人間ドックの日がすぐ来るように、僕が地に還る日もあっという間にやって来る。信じられないけれど、僕はこの世界から消えて無くなる。僕が生まれた前に戻る。人生は一夜の夢。だから、今日一日を熱狂して生きる。

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  • さらさちこ
    さらさちこ

    終わることだけが平等に来ることは分かります。太古からの様々な最期に思いを馳せると、明日も頑張ろうと思えます。