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ええなえな

「ありがとう。」 そう言って旅立ったあの人を私は忘れたくないのだろう。 過去の会話を頭の中で何度も繰り返して、思い出にしがみつく。 丑年だから。反芻する生き物だから。何度も何度も。 大都会とは言えないこの場所は、そこそこ栄えてはいても、「送り出す場所」であるのだ。

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ええなえなのトーク
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  • ええなえな
    ええなえな

    そもそも、自分の居るところがずっと曇ってて、まぁ雨じゃないし居心地は悪くないけど、どうしても快晴の景色を見てみたくて移動する人もいるよね。
    一種の賭けだけども。
    移動した先が快晴であれ。

  • ええなえな
    ええなえな

    「ありがとう。」
    そう言って旅立ったあの人を私は忘れたくないのだろう。
    過去の会話を頭の中で何度も繰り返して、思い出にしがみつく。
    丑年だから。反芻する生き物だから。何度も何度も。

    大都会とは言えないこの場所は、そこそこ栄えてはいても、「送り出す場所」であるのだ。

  • ええなえな
    ええなえな

    悲しいことに。


    出会った時は頼りなく見えたけれど、
    語ってくれた夢は、その姿からは想像がつかないくらいエネルギーに満ち溢れていた。

    そして今私は、その思い出の残骸を食い潰して生きている。

  • ええなえな
    ええなえな

    川沿いのお気に入りの場所。
    草がほどよく生えていて、座っているだけで爽やかな気持ちになる。
    夕方に行けば、そこだけ時間の流れが緩やかになっている気がして、つい長居をしてしまう。
    一方で、いつかこの川に自分は吸い込まれてしまうのではないかという恐怖心も、少しある。
    血迷って自分から飛び込んでしまいそうで、怖い。

    あの子もそんな魅力を持っていた。
    陽だまりや木漏れ日、つまり癒し系と言われる特徴を持ちつつも、
    三日月、暗闇、そんな一面もある気がして。
    私はそこに惹きつけられたのかもしれない。

  • ええなえな
    ええなえな

    いつしか会社に勤めるようになり、「俺」とか「僕」よりも「私(わたくし)」という一人称を使っている時間が圧倒的に増えた。

    なんか中性的な感じもするし、ここでの一人称は「私」

    あの子のことは、その時の気持ちに応じて「あの子」「あの人」などを使い分ける。
    そうやって使い分けているフワフワした感じも、私があの子をちゃんと理解できてなかったのを表しているのかもしれない。

  • ええなえな
    ええなえな

    掴みどころがないと言ってしまえば元も子もないけれど、
    人って、本質すら簡単に変わっていく生き物だから。
    だから私は疲れるんだろうな。
    変わらない確固たるものがあれば楽なのに。
    「お前変わっちゃったな」って言える人はたぶん周りに恵まれた幸せな人。
    変わらない人なんていないよ。

  • ええなえな
    ええなえな

    柔らかく好印象を与えつつも、安易にぎゅーっと握ると中には硬い硬い芯があって雑に扱ってきたやつらをケガさせてしまうような人になれてしまったらどうしよう。

  • ええなえな
    ええなえな

    少しの手間で事足りるであろうものに、これでもかと時間と労力を割いて、妥協しないでとことん本物を追求して作りこんでいるからこそ、得られる感動がある。
    ちょっと手を抜いてもなんとかなっちゃうけど、それでもとにかく納得いくまでやり続けようともがいて努力しているからこそ尊いのだ。