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「キリマンが2、モカが1、ブルーマウンテンが5だ」 「5か?」 「4だ」 「4か?」 「3だ」 「3だな?2度と間違えるなよ!」

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    もう何年も前に観た作品だけれど、修治さんの気になるシーンってどこだろう?
    もう一度観ようかな。
    シーズン2を観ている人しか分からないネタも、中華を食べるシーンの一瞬だけだったから忘れてた。笑

    レスターが保険代理店で成功し、マルヴォが歯科医師になったんだぁ。と思っていたら、まさかの。
    ここからの展開は映画版より数倍緊迫している。

    カセットテープなどガジェットの使い方も絶妙だし、FBIへ架電する内容などは、底が見えない悪意を感じる作品。
    キルスティン・ダンスト目当てでシーズン2から観たファーゴシリーズですが、もう一度シーズン1から気になるエピソードだけでも観てみようと思っている。

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    昨年、久しぶりに再会した友人二人から「観るべきアニメ」のリコメンドが、二ヶ月遅れの「明けましておめでとう」と共にLINEが来た。
    原因は自分にある。
    最近観た[BLUE GIANT]について熱く語った事と、とあるバーで飲んでいた時、隣にいた紳士が「車とゴルフに興味のない男は男じゃない」なんて大声で喋っていたのにムカツいたことを、うっかり送信してしまったのが敗因。

    この二人、どんな話題にも独特の視点で絡んで来るから面白い。
    膨大な読書量を誇りながらもソレを鼻にかけず、知識や蘊蓄を放出して楽しむタイプで、「見た目とは裏腹にアニメに詳しい自分」に酔うタイプでもない。

    友人Rは、ジャズが内包する文学性とBLUE GIANTの本来の意味(蒼き巨星)を掛け合わせた持論を熱く語りながら[薬屋のひとりごと]と[悪役令嬢]いう謎解きアニメを、もう1人の友人Kは[最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました]一択で推してきた。

    手垢に塗れた言葉だと「人生を楽しむ」、それっぽく言うと「自己を生きる」とでも言えばいいのか。
    他者に評価されれば一応は嬉しいみたいだけど、根本的には誰にどう思われても気にしないタイプの二人だから、いつも本音で話せる。
    しかし、Kの方は飲みながら電話してくるので、まあまあシンドイ。。

    最近、本を読む気が起こらないから丁度良かった。
    この二人が薦めるのなら面白いに決まっているし、無為、無駄に満ちた人間らしい日々を今週から送れることに、今は喜びを感じている。

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    半年振りの大阪。
    今回は出張でした。
    前乗りだったので、取引先の担当二人と予約していた和食屋へ。
    予想以上に外国人でごった返していたが、個室を用事してもらっていたので安心して食事が出来るのはありがたかった。

    麦焼酎で乾杯し、名物バッテラや鰆のタタキ、フグの唐揚げなどを頂く。
    仕事と家庭の話は一切しないというルールを設定し、映画[オッペンハイマー]、ヨーロッパ企画やタモリ倶楽部、市川紗椰のスムージーの本などを肴に楽しいひと時を過ごせた。

    『遠交近攻』
    この言葉は、遠国とは交わり、近国は攻めるという軍事戦略を表す『史記』に出てくる言葉です。
    人間関係に置き換えるなら、毎日顔を合わす人とはトラブルが起きやすいと解釈すると、嫌でも自尊心のぶつかり合いは避けられないという風にも捉えられる。

    「プライドが年々減っていくんですよ。友人が増えたのはそのせいかなぁ」
    「自分に見合った美意識ならいいけれど、他人の基準で語るのって恥ずかしいよね」

    この二人、相変わらず面白い。
    遠交近攻というより、(老眼ではないが)「遠近両用」と言った方がしっくりくる。

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    映画の食事シーンは、登場人物の個性を解りやすく表現する重要な要素です。
    『タクシー・ドライバー』でアイリスが食べるグラニュー糖をまぶしたジャムトーストや、『マンハッタン』のベッドで食べるテイクアウトの中華などは、見た目とは違い、その人物の精神的未熟さを表現していました。

    アイリスとトラヴィス、40歳の放送作家と17歳の高校生カップル。
    今では設定すらアウトです。

    そんなモラル的な事より、『マンハッタン』です。
    映画を通して見てきたニューヨークにずっと憧れていた子供時代でしたが、この作品は、物語や街の雰囲気より箱の中身が気になって仕方なかったなぁ。
    あの箱の中には何が入っているんだろう。
    焼きそばっぽいけれど、凄く美味しそう。と思った記憶がある。

    今ではアマゾンでも箱だけ買えるけれど、輪ゴム付きラップを被せた中華の出前ではなく、持ち帰り専用中華は当時の僕には斬新でした。

    他には『サイドウェイ』の主人公の行動も印象深い。
    ワイン通のマイルスが別れた妻が再婚すると知って、大切に寝かせていた超高級ワインを大衆食堂に隠し持って行きガブ飲みするシーンです。
    ネットで調べてみると、1961年のシャトー・シュヴァルブランって70万はするんですね。

    SNSに散見される様な損得勘定を含む怒りではないから、この真っ直ぐな感情爆発には、切ないけれど笑える。
    本気のやけ酒ってこうでなくっちゃ。
    こちらも、別の意味で斬新でした。

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    [燃ゆる女の肖像]
    無名の女流画家と貴族令嬢の恋愛もの。
    台詞は少ないし、女優達の表情も決して豊かではない
    しかしながら、細かな心情や内在する情熱を視線だけで表現する。
    見る側の視線、見られる側の視線、それを見守る視線
    絵画のような上品で淡い映像と、女優陣の演技対決は見応えがあります。
    [ファルコン・レイク]
    思春期特有の感情の揺れと、終始払拭出来ない死の匂いが何とも不穏な気配を醸し出しています。
    ノスタルジックな映像も相まって、最後は心地良く騙されます。
    16歳の少女と、14歳の少年が主役ですが、この年代の3歳差は大きい。
    女子はグイグイ誘惑するのに、男子はソワソワ、ドキドキからのアタフタ。
    こればかりは全世界共通なんですね。

    四月に観た映画です
    中でも時代劇は全て当たりでした。
    ・ドロステのはてで僕ら
    ・リバー、流れないでよ
    ・燃ゆる女の肖像
    ・ファルコン・レイク
    ・市子
    ・仕掛人・藤枝梅安1、2
    ・ゴジラ-1.0
    ・善き人のためのソナタ
    ・フェア・プレー
    ・ペーパー・ムーン
    ・クレイマー・クレイマー
    ・嘘八百1〜3
    ・居眠り磐音
    ・都会のアリス
    ・ヨコハマBJブルース
    ・蘇える金狼

    ・余韻の長さだと「燃ゆる女の肖像」がダントツ。
    ・劇団ヨーロッパ企画はどれも面白い。
     もっと人気が出そうだし、脚本が完全オリジナルなところも👍
    因みに、[リバー、〜]は『日本批評家映画大賞』で脚本賞を受賞しています。
    ・[ペーパー・ムーン]は、モーゼとアディと一緒に旅をしている気になる。 
    やっている事は全て犯罪だけど、微笑みながら見入ってしまう作品。
    ・[クレイマー・クレイマー]の朝食シーンのアタフタ感は最高。この時代のダスティン・ホフマンは全て素晴らしい。
    ・梅安役のトヨエツはハマってたし、色気が半端なかった。
    ・優作主演の二作品は何度も観たけれど、『蘇える〜』は、前屈みに走る優作、吹雪ジュンの可愛らしさ、佐藤慶と顔色の悪さが脳裏から離れない。
    BJは・・・ライブシーンを観るため作品。かな。

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    「キリマンが2、モカが1、ブルーマウンテンが5だ」
    「5か?」
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    「4か?」
    「3だ」
    「3だな?2度と間違えるなよ!」

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    パティ・スミスが自身の仕事机を写したものをインスタにアップされていて、そこに芥川龍之介のポートレートが飾られていました。
    芥川の作品は現在世界40の国で翻訳されている。
    知っているのは当然としても、元祖NYパンクのデスクに、子供の頃から慣れ親しんでいる作家の写真を見つけた時は何だか嬉しかった。

    ちなみに、海外ではどの作品が受けているんだろう。

    そこで、土曜日に図書館へ行ったら、新潮社刊行モノで外国人が編集した短編集を見つけたので読みました。
    まず構成が面白い。
    四部構成だったが、日本人が編集したら選ぶであろう
    「河童」「トロッコ」「蜜柑」などが載っていない。

    その中に『馬の脚』という作品があった。
    聞いたことがなかったので読んでみたが、カフカの『変身』やゴーゴリの『外套』のようなシュールな作品でした。
    芥川ってこんな作品も書いていたのかと思い調べてみたら、岩波とちくま文庫の全集にしか見当たらない。
    海外の人には芥川の野生的な一面が見える作品だと感じられて珍しかったのだろうか。。

    ただ「蜜柑」が選ばれていないのは残念。
    他人への憎悪の感情が、一瞬にしてかき消える瞬間を「そうして刹那に一切を理解した」と表現した一文が好きなんですが、海外では違うんだろうなぁ。

    並外れた感性と知力で名作短編を数多く残したのは確かだから、海外で評価され多くの国で翻訳されているのも、当然と言えば当然なんですが。

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    [ボヘミアン・ラプソディ]の展開に似ているのは愛嬌で済ませても、新規ファンを取り込むには、余りにあっさりし過ぎていた気がします。
    遺族が製作にも名を連ねていたけれど、闇の部分の描写がないのはそのせいなんだろうな。
    だって、ライブのバックコーラスに愛人と本妻を並べてハーモニーさせたり、子供達の母親だって。。

    マーリー&ウェラーズを聴き始めたのは、中3の頃に友人から薦められたのが始まり。
    [Live!]と[Babylon by Bus]、共にライブ盤から。ゆったりしたカッテングに、鼻にかかった歌声、ティンドラムと分厚いコーラスの虜になるのに時間はかからなかった。
    特に[No Woman,No Cry]
    トレンチタウンという地名も、「泣かないで」がdon't cryではない理由も知らなかったけれど、この曲は学校から帰ると毎日聞いていた。

    ボブやトム・ウェイツは、全く売れてない頃に自身の曲をビッグネームにカバーされ、そこから火がついたミュージシャンです。
    埋もれた才能をいち早く見出したクラプトンやイーグルスの才能も凄いけれど、一連のカバー曲を聞いてもオリジナルのクオリティを超える事などないとわかる。

    ギターをかじった人と、そうでない人では、聴こえて来る音や情報が違うのは当たり前。
    色んなジャンルの音楽を知っている人も同じくだけれど、たった四つのコードで構成された曲を40年近く飽きずに聴けるって中々ない。

    この作品の良さは、楽曲を余す所なく流し続けた事に尽きるし、知らない人には申し訳ないがファンは満足したと思う。
    何より「オリジナティ」って人間力と佇まいなんだなぁと感じた作品でした。

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    昨夜は[蜜柑]と梶井基次郎の[檸檬]を読んでいました。
    いわゆるフルーツもの(笑)

    [檸檬]については、この小説の世界観が好きで、実際に西京極から丸善まで歩いた事があります。
    まぁ20年ほど昔ですが、当時の営業担当エリアが京都市だったので、半分はサボりですし若かったというのも理由です。
    でも結構遠回りで2時間、いや、もっと掛かったかなぁ。

    今は知らないけれど、当時の美術書コーナーには檸檬の文庫本が平積みしてあったり、「お客様へ ここへ檸檬を置かないで下さい」という粋な注意書きがあったりで楽しかった。

    [蜜柑]についても、地元の高校生が横須賀線のどの辺りで蜜柑が投げられたのかを、当時の地図を元に特定する調査をしていました。
    テイストは違えど此の二作品には、救いやカタルシスだけで終わらせない、恒久的純粋さがあると思います。

    しつこい様ですが、ジェイ・ルービン編の芥川短編集には[蜜柑]もなければ[河童]や[トロッコ]も載っていない。
    [河童]はベンジャミン・バトンやツァラトゥストラを内包する傑作だと思っているし、[トロッコ]はメタファーだらけの短編だけれど、三島の『午後の曳航』同様、子供が屈強な大人を見て感じる無力とか不安に共感しました。

    二つとも自分は大好きな作品です。

    しかし、(しつこい様ですが)選ばれていない。
    何でやねん。。。