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最近就寝前に聴いている小林秀雄の講演でハッとする一言があった。 「読まそうと企んだ文章などには決して引っかからない」というものだ。 読まそうと企んでいる文章って、どんな文章なんだろう。 これが分からないうちは、引っかかっている可能性が高い。 同じ理屈だと「見せようと企んでいる映画には決して引っかからない」もあるだろう。 「好きなものを見つけたら、とにかく掘る。 掘って掘って掘り下げていけば、しまいに地下水に達する。 その地下水っていうのは皆んな繋がっているわけね」 これは河合隼雄のインタビューだったと思う。 人生は短いとか量を超える質とか、文学や映画を好む人が語る際の慣用句だ。 これを間に受け、若い頃は週に5本は映画を観ていたが、いまではジャンルに偏りがある。 これは地下水にぶち当たったせいだろう。 ただ見せようと企んだ映画に騙されているか、そうでないかは不明だけれど。

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    初めて観た時に思ったのは「可愛い人だなぁ」ということでした。

    先日ブリジット・バルドーの主演作4本を立て続けに観たけれど、ジャン・ギャバン扮する弁護士を手玉にとる『可愛い悪魔』
    とゴダールの『軽蔑』は楽しめた。
    まぁ歌手としてもモデルとしてもダンサーとしても一流だった人だけど、映画についてはもう少し作品に恵まれたら良かったのになぁと思う。

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    取材中のオフショット
    Bランカスターの時とは真逆の憂鬱さ。
    まぁ若くして引退した方なので、正直に生ききった人なんだろうけれど。
    それにしても。笑

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    リリーフランキーが「読んでも解らない本だけど、買いたい気持ちが一番文化的だ」って言っていた。
    これって積読の事を言っているんだけど、全くもって同意。

    見聞きした情報に興味を持ち、それについて調べているうちに引き込まれ、どうしても読みたい、若しくは観たい気持ちが膨らんで映画館や書店に行く。
    この一連の思考の流れを文化的と説いている。

    クラウディア・カルディナーレもブリジット・バルドーも「綺麗な人だなぁ」が始まりで、「綺麗な人が動く」のが観たいという欲求が高まって観たって訳。
    しかし今では『山猫』の配信はなく、DVDも中古しか見当たらないし、Bバルドー出演作に関しては『軽蔑』以外観ることさえ難しい。

    動くカルディナーレ(アンジェリカ)が舞踏会に現れた時の妖艶さに度肝を抜れた10代。
    時代とはいえ、名作に触れられる機会が減った事がとても残念。

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    衣装、装飾品、セット全てが本物。

    「私の娘がまいります」の言葉にあざ笑う貴族達
    貴族と成り上がりの違い
    「二つの時代にまたがり生きる」公爵
    馬車を降りて歩くラストまで完璧。

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    マイ・ブラディ・バレンタインの初日
    爆音で有名な事もあり、入場者には耳栓を配布していました。

    80年代のブリティッシュロックに傾倒した自分には、待ちわびた来日公演。
    しかし、全公演が全て売り切れには驚きました。

    リーダーのケビンはSコッポラの『ロストイン〜』の音楽監督を担当したりしてはいたけれど、デビューして40年の間に3枚のALしか発表していないのに。
    最近だと羊文学なんかは明らかに意識しているけれど、2000年代までは日本にも(これ、マイブラやん!)と思うバンドは多かったなぁ。

    そんなこんな考えながら、30分おしでスタート
    2階指定席の三列目だったけれど、一曲目からペットボトルの水が振動していた。笑

    何十年も待ちわびた、感無量の2時間でした。

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    配信も近所のレンタルにもなかったので購入。
    古いものなので字幕や映像が不鮮明だけれど、調度品も衣装も全て本物を観れる喜びと、シチリアの景色、各俳優の名演、ニーロの劇伴など、どれをとっても半端ないので気にならない。

    大地主である山猫と、新興勢力の山犬が社交界に仲間入りする機会となる圧巻の舞踏会

    サリーナ侯爵が死を感じながら踊る場面
    全てを理解した人間の諦念
    貴族の終焉を佇まいだけで表現したようなラストのランカスターの後ろ姿


    今度の三連休にはイタリア統一戦争(まぁネットですが…)を勉強し直して、再度鑑賞しようと思う。

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    バート・ランカスターが終始笑っている反面、クーパーは険しい表情を崩さない。

    どう見ても貴族出身に見えない夫人や、出癖の悪い女性反乱軍兵士など、暑苦しいメキシコの雰囲気に華を添えている

    こんなに面白い娯楽作品も配信なし

    やれやれ。。

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    とにかく映像に魅せられました。

    本作はファシズムが台頭してきたイタリアが舞台。
    マルチェロがトラウマからの脱却に選択したのはファシズム党への加入でした
    今で言う「フィルターバブル」や「エコーチェンバー」など、自分達に都合の良い情報だけの世界で暮らすマルチェロ

    『極度の忘我とは極度の期待に他ならない』
    【悪の華】の一文のように、自分の人生を社会が「正常」だと認めるその日まで、ファシストとして活動しながら、ただひたすらその到来を待つマルチェロ

    そして第二次世界大戦の末期
    茶番に加担した人間に対し、空虚な現実を突きつける非情さに息を呑む

    孤独を愛する人間だけが人生の舵を取れる事を、若干30歳のベリトリッチ監督が魅惑的な映像で紡ぐ本作

    今観るべきヨーロッパ映画は?と聞かれれば、僕なら迷わずこの作品を推します。

    ※ある方のSNSに触発されて再鑑賞しました。