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死ぬために生きる

僕はとにかく見城さんと箕輪さんが並ばれているお姿が大好き。 お2人が並ばれている佇まい、会話のテンポ、雰囲気。 人と人とが作用する、内臓を擦り合わせた過去があるからこそのお2人のご関係。 人の気持ちがわかり、他者に対する想像力があり、恥を知っていて、傷つきやすいからこそ、こんなに柔らかで芯が通った言葉が紡がれる。 ただの情熱など存在しない。 受苦的存在として世界に存在し、苦難と情熱をセットで持つ。 受難を乗り越える情熱。 苦難とは情熱。情熱とは苦難。 それこそがパッション。 「憂鬱でなければ仕事じゃない」 「暗闇の中のジャンプ」 見城さんは迷った時に前に出続けてきた。 そんな見城さんがお話しになるパッションの言葉の本当の意味は、僕にとってあまりに重い。 自己嫌悪、自己検証、自己否定の先の自己顕示欲と自己肯定。 善良・誠実・真心・誠実・感謝・謙虚。 GNO。 見城さんのお言葉や生き方に触れ、僕のような敗者、偽物でも、感動して少しでも真っ当に生きたいと願う。 人生、生き方の王道を見城さんに教えていただけるなんて、こんな幸せは他にあるわけがない。

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絶望しきって死ぬために
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    死ぬために生きる
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    [こうやって、 僕は 戦い続けてきた]
    敬服する人生の大先輩、師に薦めていただき、この本と出会った。
    著者である菊池雄星さんは、メジャーリーグで日本人左腕歴代最多勝を挙げている、誰もが知る大投手。
    そんな凄いアスリートが、ライターを挟まずに自分の言葉で13万字を書き上げている。正確な言葉の重要性が身に染みる。
    アスリートやスポーツの文脈で勉強になるのはもちろんのこと、それ以上に菊池雄星さんの言語化能力の高さと思慮深さに驚かされる。
    引用される数多のことわざや名言、菊池雄星さんのユーモアあふれるメタファーがあることで、77の習慣がスッと頭と心に入ってくる。
    恐らくものすごい量の本を読まれていて、その後に自分自身との闘争を経て正確な言葉を獲得し、肉体化している。
    単なる1アスリートではない。魂のコンテンダーであり、魂のアスリートなのだ。
    自己嫌悪、人として真っ当に生きる、誰にでも平等である、小さなことや細かいことにクヨクヨする、人生の王道がつぶさに感じられる。
    これらも菊池雄星さんが闘争の末に掴み取って自分自身に染み込ませてきたものだ。
    フィジカルやトレーニングの部分に関しても勉強になることが多かった。
    一端のアスリートとして、トレーニングやコンディショニングの知識にも驚いたが、なによりも徹底することの重要性を教えていただいた。
    身体に関しても、正確な言葉で極限まで肉体化している菊池雄星さんの教えは、アスリートのみならず全ての人にとって有益である。日常生活において役立たないはずがない。

    菊池雄星さんにしか書けない。
    言い回しや引用の豊富さ、説明する言葉の正確さから、文章や言葉が生き生きとしている。
    シンプルに発見と感動がある。
    アスリートが上梓する自己啓発書はある程度読んできた自負があるが、ここまでのめり込み、肉体化したいと思った1冊は、長谷部誠さんが2011年に幻冬舎より上梓された[心を整える。]以来だ。
    文字のフォントや色が似ていたことも[心を整える。]を思い出す一助となっただろうか。
    本田圭佑に熱狂しながら、本田圭佑とは真逆のように感じられた長谷部誠の言葉に頭をもたげた高校時代を思い出した。
    僕が出た高校は野球が強かった。
    暇があっては野球部に属する同級生の掌にある血豆を触り、圧倒的な素振り、捕球や投球の量を想像しては、いつも刺激をもらっていた。
    血豆は、できた当初は血や膿を伴い、強烈な痛みを感じる。しかし治る頃には、血豆ができる前よりも、ずっと強く硬くなっている。
    菊池雄星さんが幾度となく作っては乗り越え続けてきた心身の血豆に、少し触れられたような気がする。

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