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吉田真悟

死と隣合わせの危険な航海に、心臓が波打ち緊迫感に飲みこまれるようでした……!そして圧倒的な臨場感!! まるでノンフィクションのようです!! 暗く深い大海原で溺れもがくように、この物語の結末がどこに到着するのか。苦しく辛いのに目が離せず、一気読みでした。ラスト一文を読み終えた後、登場人物みなさんの熱い想いと信念が血潮のようにほとばしりました!!
(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子)   「それぞれの国が勝手につけた海の呼称などどうでもいい」まさしく、その荒波の中で鍛えられた海の男たちの矜持を持った生き様、死に様に瞬く間に心を持っていかれた… …。「国家」と「政治」と「人間」の虚実を見事に描き、そして、日本という国への警鐘を鳴らす問題作でもある――。世が世ならば、とても刊行できなかった!? だが、これぞエンターテインメント! 恥ずかしげもなく、“感動作”と呼ばせてもらおう……。
(本の王国書籍販売部 宮地友則)   どこか遠い世界の話ではないのか。フィクションのはずなのにリアルを感じさせる描写に圧倒され一気読みでした。すべてを捨てても国に逆らう覚悟は計り知れない。日本でいう火事場の馬鹿力。生死を彷徨うとき、積み重ねた努力以上の結果がついてきた。過去の罪と現状に悩む登場人物たちの姿がリアルでした。
(未来屋書店ナゴヤドーム店 白山直哉)   ストーリー全体に張り巡らされた緊迫感に息をつくのも忘れそうになるほど夢中になって読みました。得体の知れない北朝鮮という国、30年近く経つというのにいまだ鮮明に思い出すことのできる拉致被害者の方々の帰国。フィクションとノンフィクションとの狭間を漂っているような感覚でした。そして、圧巻のラスト。あのラストシーンの緊迫感は時間がたった今でも私の脳裏から離れません。
(幕張蔦屋書店 後藤美由紀) 

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