のりこのトークのりこのトーク2020年05月29日 07:18夏目漱石の「こころ」を読み始めている。 大正三年漱石の数え年四十八歳の時、岩波書店から自費出版のような形式で出版されている。装幀その他一切を自分で考案したそうだ。 この作の広告文も自ら筆をとっている。 「自己の心を捕えんと欲する人々に、人間の心を捕え得たるこの作物を奨む」
のりこのトークのりこのトーク3年前『松蔭から高杉晋作はの獄中からの手紙』死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。(死んで朽ち果てない自信があれば死んでもよろしい。生きていることが大きな仕事につながるのならば、どんな時でも生き続けなさい。)
のりこのトークのりこのトーク3年前『松蔭の遺書』私は三十歳。四季はすでに備わっており、花を咲かせ実をつけているはずである。それは単なるもみがらなのか、成熟した栗の実であるのかは私の知るところではない。もし、同志の諸君の中に私のささやかな真心を憐れみ、受け継いでやろうという人がいるなら、それはまかれた種が絶えずに穀物が年々実っていくのと同じである。