③【余談+アイドル論】 いや...もういっそ正直に書くと、アイドルのオーディションって、かなりの割合で「生活面」への配点があるんですよ。(あったんですよ) ある程度ルックスや表情、ダンススキルや歌唱力ももちろん見ますが、配点の最大比重は生活面にあることがほとんどでした。 とか、こんな内部のことを公にこうやって文書化して表にするのは初で、 まぁ、ここだからこそ言える部分もありますが、大きなプロダクションのオーディションでは、生活面に重きをおく事は「常套手段」でした。 理由は簡単で、そもそも歌唱やダンスなんて、どんぐりの背比べだから。そして、「メンバー」はもう「家族」だから。 詳しく説明します。 メンバーは、プロデューサーからしたら、我が子のように良く見ていないといけない存在です。 グルを運営するには、緊密に連携を取り合い、細かな変化、機微に反応し、柔軟に対応する必要があります。 もっと言えば、少人数グルなんかでは、一つのスキャンダルやすれ違いが解散を生むことも珍しくなく、そしてそれがそのまま「プロデューサーの失職」であったりさえするからです。 また、めちゃめちゃ長い時間を共にするわけで、なのでグループの発展には協調性も不可欠になります。 で、さらに、プロに習う前の素人なんて、多少のセンスの差こそあれ、そのスキルは、どんぐりの背比べです。もっとも、アイドルに必要なスキルも、 必ずしも歌唱力とダンススキルではないというのもあります。 これで少しは生活面重きをおく理由がわかってもらえたでしょうか？ 具体的には、生活面5:ルックス表情1:ダンス2:歌2 なんて平気でありました。 生活面というのも、オーディション会場にどのタイミングで来るのか、到着時の身なりはどうか、楽屋での態度や他のメンバーとの協調性はどうか、廊下等での挨拶はどうか、待機室入る時に挨拶やノックがあったり、靴は揃えているか こんな「当たり前」かつ「細かい」ところを見てたりするんです。 だって、初対面の人を判断するんだよ？こういうとこ、見るでしょそりゃ。用意された質疑応答や練習された面接じゃ、その人の内面を判断できない。けど、その場で判断しなきゃいけない。 だからこそ、、、普通の人間関係でも初対面の人の印象が挨拶とか表情とか生活態度で決まるように、アイドルオーディションも同じように採用が決まるわけです。 そういう意味では 内容と格好こそ違えど、就職面接くらいに考えた方が良くって、だってそもそも捉え方を変えれば就職面接でもあるんだからさ。ってことです。 だから、 会場には早く、しっかりした格好で到着して、まず挨拶して、可能ならスタッフのネームプレートチラ見して苗字見て「〇〇さん、オーディションに参加させていただく、エントリーナンバー〇〇番の〇〇です。本日はよろしくお願いします」くらい言えたら最高だし、だってそうすればオーディションのときに「あ、朝挨拶くれた〇〇ちゃんだな」ってなるし、 当然待機室に入るときに他の人と目が合えば挨拶はした方がいいし、靴も揃えるべきだし、待機室でも荷物を広げすぎたりしない方がもちろん良いし、髪巻くためには必ず取り合いになるように仕組んであるコンセントとかは譲ったりできる余裕も欲しい。 そんなことがって思うけど そこがオーディションだったりする。 内部のこと、ずいぶんぶっちゃけて言ってるなわたし笑