これは前々から言ってますが、そもそも「アイドル」は「ダンサー」でも「シンガー」でもないので、 当然そのスキルはあるに越した事はないですが、「歌唱力」や「ダンススキル」が最も大切なわけではないです。 アイドルは「アイドル」で、すなわち「ステージでキラキラしてる事」が最も大切なわけです。 「歌唱力」も「ダンススキル」も、あくまでその一つに過ぎないんです。 「めちゃめちゃ歌上手いけど地下で埋もれてる人」もいれば、「めちゃめちゃ音痴なのにトップアイドル」もいるのはこれが理由です。 よく言われることの一つに「アイドルは実力で決まらない」とかそんなことがありますが 確かに、「可愛ければいい」わけでも「歌と踊りが上手ければいい」わけでもなくて、 一見実力通りに決まらないように見えて 実際は「アイドル力」が高い人が上り詰めてるんだと思うんです。 だからトップアイドルはトップアイドルの時点で「アイドルとしての実力」があるんです。 この言い方はやや暴論のようで事実です。 暴論というのは、それを言ってしまったら人それぞれ売り込み方が変わってしまいますし、 「いわゆる王道のスキル」を否定してるようになるからです。 でもそれが事実というのは、 結局スキャンダルにしろなんにしろ上り詰めた以上それがトップアイドルで、 もちろん王道を貫いて上り詰めてトップアイドルになる人もいるので、 アイドルに必要な「アイドル力」の尺度というかベクトルは一つじゃなくて それぞれの持つ「アイドル力」を最大限に引き出せた人がトップアイドルだから です。 つまりね、「アイドル力/アイドル性」っていうのはいろんなベクトルや要素を含むから 「歌唱力」や「ダンススキル」のように、統一されたわかりやすい尺度では測れないってこと。 そう、こんなこと長々と書いたけど、 ここで言いたかったのは、 今まで大切にして来たこの尺度 「生活力」という尺度を、 結果的に「ヲタの財力」という尺度に変えてしまいかねないことに危険性しかなくない？ってこと。 まぁ、公正かつ有用な、良きオーディションを祈るのみですね。