三上雅博のトーク
トーク情報- 三上雅博
三上雅博 例えば仲間達とコテージなんかで宿泊したら、僕はずっと食べ物を作っている。
まずは着いて早々にバーベキューの準備。
夜は部屋でしっぽり飲める様におつまみみたいなものを作ったりする。
もちろん夜食も作る。
僕は朝ごはんに命をかける。
早朝、まだ皆が寝静まっている時間から作り始める。
前の日から準備していた魚を煮付けたり、卵焼きを焼き、納豆は大きなどんぶりに味付けして混ぜ込んでおく。漬け物を切ったり、イカの刺身の準備ができたら、ネギを小気味良く切る音をわざと響かせる。ご飯が炊きあがり、味噌汁の香りが部屋中に充満した頃に、その匂いや音で起きてほしい。
結局誰も起きてこないから、
「ご飯できたよ!皆起きてー!」
と、鍋をお玉でガンガン鳴らす。 - 三上雅博
三上雅博 鮨職人人生の過程で、「日本料理研究会小樽支部」「小樽割烹調理師会」当時の会長の店でお世話になる事になった。
小樽の和食の重鎮。寿司と和食の店。
ここでは5年くらいお世話になる事になる。
23歳くらいの時。
それまで「俺は調理師じゃ無くて鮨職人だ」と、調理師免許取得を頑なに拒んでいたが取らざるを得ない状況になった。
数年後は何故か小樽割烹調理師会において当時最年少で役員に任命され、最年少の僕は会の雑用の全てを請け負うこととなった。鮨職人なのに。笑
今思うと経験だけは積み重なって行くが、どこへ行ってもずっと最年少時代ばかりだ。年下なのに先輩と言う構図になりやすかった。
誰よりも動く。一番最初に席を立ち、一番最後に席に着く。
全然完璧には出来なくて嫌な思いさせてしまった事も多かった様に思う。
当時の僕の目つきは生意気だった事だろうし。