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七色息子
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島本理生の「ファーストラヴ」を読んだ。嘘って、どうして ついた人だけが罪悪感を持ってしまうんだろう、って思った。しかし、それは理屈ではない。嘘をつくことは悪いことだと、誰もが子供の頃から言い聞かされている。それでも、誰もが嘘をついてしまうのだ。秘密にしたいことがあるから、本当のことを言ってしまったら誰かが傷つくから、本当のことを言ってしまったら自分が恥ずかしいから、本当のことを言ってしまったら誰かに怒られるから、本当のことを言ってしまったら誰かに傷つけられるから、、、いろんな理由がある。純粋な優しさだったり、憐憫な羞恥心だったり、情けない保身だったり、不条理で理不尽で どうしようもない恐怖だったり、様々な原因がある。でも、自分が圧倒的な被害者だったとしても、嘘は嘘なのだ。嘘をついたら、どんな被害者でも、一転して加害者のように責められてしまうのだ。しかし、その事実が明るみになる瞬間、嘘がバレる瞬間、隠し事が晴れる瞬間、言い様のないカタルシスが当事者を包む。自分の全てを言い切った者に与えられるのは、祝福なのだ。社会が悪い、世間が悪い、政治が悪い、歴史が悪い、制度が悪い、国が悪い、世界が悪い、大人が悪い、男が悪い、女が悪い、親が悪い、親戚が悪い、友達が悪い、周りが悪い、他人が悪い、自分が悪い、、、どれだけ何かのせいにして突き放しても、嘘をついたのは自分なのである。それが、どれほど苦しいことか、誰しも経験したことがあるはずだ。祝福してください。生まれてきてよかったんだと、誰か祝福してください。どうか、真実を言っても、独りにしないでください。決して叶わない、決して叶えてはいけない、そんな哀しい願いが、切実な願いが、喉の奥にずっと詰まっていて、1人の少女から息をする自由さえ奪っていた、その少女は、自分という身体と精神を捨て、人形となり、痛みと苦しさで客観的に自身を罰することでしか息することすらも許されなかったんだと思うと、心の底から遣る瀬無くて、読書中 金縛りにあったかのように身動きがとれなくなってしまった。だからこそ、この作品の終盤から異常なほどのカタルシスを感じてしまい、涙が止まらなかった、悔しさと後悔で頭が どうにかなってしまいそうになったけど、微かに、祝福してもらっている気がして、自分も祝福したい気持ちになった。島本理生の「ファーストラヴ」ストーリーの展開や設定は別としても、とても衝撃的なエンターテイメントでした。読むことができてよかったです。あー、おもしろかったー😭 終盤の法廷シーン、ヤバかったなあ。←もう既に読み返したい(笑)それにしても装丁が怖いな😨 読み終わって改めて装丁を見てドキッとした😅 #島本理生 #ファーストラヴ

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七色息子、映画、小説、音楽、演劇、漫画、アイドル
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  • 七色息子
    七色息子

    見城さん、ありがとうございます。余計なお世話だなんてとんでもございません。おっしゃる通りです。今の自分は綺麗事の中だけでしか生きていません。現実を生きなければと、ずっとずっとモヤモヤモヤモヤしながら未だ夢の中で生きています。

    昨夜、感想を書きながら、朝、自分の感想を読み直しながら、その自分の情けなさに途轍もなく惨めな気持ちになりました。それが事実です。

    「夢から醒めて見る夢こそが人間を成長させる。」

    夢の中で、妄想と自慰行為の傍ら、一時の安易な自己嫌悪の後に、変わりたい、変わりたい、成長したい、成長したい、と口先だけで言い続けている私にとっては、途方もなく遠く感じてしまう言葉です。

    「歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊す勇気を持って欲しい。」

    その勇気、その覚悟が、今の私にはありません。でも、今のままそれで良しとは微塵も思っておりません。

    虹を消します。夢を消します。自分の吐いた血へドの中から言葉を絞り出します。


    本当に私はダメダメですね。見城さんの言葉が、嬉しくて嬉しくて、また夢を見てしまっています。

    それではいけません。精進致します。
    歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊します。

    見城さん、こんな何処の馬の骨とも分からない私に言葉を掛けて下さり、本当に有難うございます。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    片想 歌詞
    歌:中島みゆき
    作詞:中島みゆき
    作曲:中島みゆき
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うまい話には 裏がある
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

    「一度やそこらのやさしさで
    つけあがられるのは とても迷惑なんだ」
    目をさませ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

    手を放せ 早く すがる袖から
    振り払うのは うとましい
    手を放せ 早く すがる袖から
    うかれているのはおまえだけ

    「一度やそこらのやさしさで
    つけあがられるのは とても迷惑なんだ」
    手を放せ 早く すがる袖から
    うかれているのはおまえだけ
    手を放せ 早く 甘い夢から
    うかれているのはおまえだけ

  • 七色息子
    見城徹見城徹

     吉本隆明著 1952~53

    「分裂病者」

    不安な季節が秋になる

    そうしてきみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    きみははやく錯覚からさめよ

    きみはまだきみが女の愛をうしなったのだとおもっている


    おう きみの喪失の感覚は

    全世界的なものだ

    きみはそのちいさな肺でひとりの女をではなく

    ほんとうは屈辱にしずんだ風景を抱くことができるか

    きみは火山のように噴きだす全世界の革命と

    それをとりまくおもたい気圧や温度を

    ひとつの加担のうちにとらえることができるか

    きみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    かれはきみからもち逃げした

    日づけのついた擬牧歌のノートと

    女たちの愛ややさしさを

    睡ることの安息と

    秩序や神にたいする是認のこころと

    狡猾なからくりのおもしろさと

    ひものついた安楽と

    ほとんど過去の記憶のぜんぶを


    なじめなくなったきみの風景が秋になる

    きみはアジアのはてのわいせつな都会で

    ほとんどあらゆる屈辱の花が女たちの欲望のあいだからひらいた

    街路をあゆむのを幻影のようにみている

    きみは妄想と孤独とが被害となっておとずれるのをしっている

    きみの葬列がまえとうしろからやってくるのを感ずる

    きみは廃人の眼で

    どんな憎悪のメトロポオルをも散策する

    きみはちいさな恢復とちいさな信頼をひつようとしていると

    医師どもが告げるとしても

    信じなくていい

    きみの喪失の感覚は

    全世界的なものだ

    にんげんのおおきな雪崩にのってやがて冬がくる

    きみの救済と治療とはそれをささえることにかかっている


    きみのもうひとりのきみはけっしてかえってこない

    きみはかれが衝げき器のヴォルテイジによってかえると信ずるか

    おう それを信じまい

    きみの落下ときみの内閉とは全世界的なものだ

    不安な秋を不安な小鳥たちがわたる

    小鳥たちの無言はきみの無言をうつしている

    小鳥たちが悽惨な空にちらばるとき

    きみの精神も悽惨な未来へちらばる

    あわれな不安な季節め

    きみが患者としてあゆむ地球は

    アジアのはてに牢獄と風てん病院をこしらえている

  • 七色息子
    七色息子七色息子

    見城さん、ありがとうございます。余計なお世話だなんてとんでもございません。おっしゃる通りです。今の自分は綺麗事の中だけでしか生きていません。現実を生きなければと、ずっとずっとモヤモヤモヤモヤしながら未だ夢の中で生きています。

    昨夜、感想を書きながら、朝、自分の感想を読み直しながら、その自分の情けなさに途轍もなく惨めな気持ちになりました。それが事実です。

    「夢から醒めて見る夢こそが人間を成長させる。」

    夢の中で、妄想と自慰行為の傍ら、一時の安易な自己嫌悪の後に、変わりたい、変わりたい、成長したい、成長したい、と口先だけで言い続けている私にとっては、途方もなく遠く感じてしまう言葉です。

    「歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊す勇気を持って欲しい。」

    その勇気、その覚悟が、今の私にはありません。でも、今のままそれで良しとは微塵も思っておりません。

    虹を消します。夢を消します。自分の吐いた血へドの中から言葉を絞り出します。


    本当に私はダメダメですね。見城さんの言葉が、嬉しくて嬉しくて、また夢を見てしまっています。

    それではいけません。精進致します。
    歪んだ像を結ぶ鏡を自らの手でぶち壊します。

    見城さん、こんな何処の馬の骨とも分からない私に言葉を掛けて下さり、本当に有難うございます。

  • 七色息子
    七色息子

    ↑こんな言い訳じみた文章を書く暇があるなら、さっさと現実に踏み出せ、夢を消せ、虹を消せと、自戒します。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    七色息子へ。

    七色の虹が終わる時、息子は父にならねばならない。少年は男になり、王子は王となる。
    現実と折り合い、自然と和し、時間に染まる。つまり、成熟するのだ。悪を引き受ける。矛盾を呑み込む。
    十二の原色を全部混ぜると深い黒になる。
    真昼の明るさに夜の闇の深さが解るものか。
    ニーチェの言葉だ。
    人はやがて漆黒の闇を生きねばならない。
    それがこの世に生を受けた者の宿命だ。
    七色息子は漆黒の父になる。
    そこからだ、人生が始まるのは。現実、自然、そして時間。
    [無謀漫遊記]は人間の宿命と戦う人々、ひとりびとりの物語なのだ。

  • 七色息子
    七色息子

    見城さん。有難うございます。

    見城さんのメッセージに対して「はい。分かりました。頑張ります。」と二つ返事で御返答させていただくのだけは憚られます。だからと言って、今の自分の言葉で熟考してみたところで、今の自分が絞り出す言葉は、どれも見当違いになってしまいます。それがとても歯痒いです。悔しいです。惨め以外の何ものでもございません。その申し訳なさに、今は嗚咽しか出ません。嫌なことばかりです。自分勝手で、ズル賢くで、不条理で、本当に嫌なことばかりです。そう思ってしまう自分が何より嫌で嫌で堪りません。そのすべてを受け入れます。そのすべてに晒されます。そのすべてになります。漆黒の父になるための、宿命と戦うための、そこからが始まり。覚悟致します。

    …やはり、今の私は、上っ面な言葉しか発することができません。本当に申し訳ございません。見城さんのメッセージに応えることができるほどの 自分の言葉を見つけます。必ず見つけます。

    見城さん、本当に有難うございました。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    七色息子。秋元康に「七色息子を読んでくれ」と頼んだのは僕だ。だから、僕は君にいつか引導を渡さなければならないと思っていた。偉そうに言わせてもらう。
    君には見込みがある。この切ない現実を逃避してはならない。現実と交わい、戦い、和せ。それでも吹きこぼれるものがある。その時、君は表現者として立っている。

  • 七色息子
    見城徹見城徹

    ⬆︎ 七色息子。再リトーク、申し訳ない。
    自分の思考の流れを整理しておきたかった。
    [無謀漫遊記]に全ては発しているからだ。

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  • 七色息子
    七色息子

    滅相もございません。

    [無謀漫遊記]を私は一生涯に渡って、常に現実の夢の指針として、この胸に留め続けます。もう余計なことは妄想しません。綺麗なままではいません。悪を引き受けます。矛盾を呑み込みます。現実と交わい、戦い、和してみせます。歯くいしばってくいしばって頑張ります。これ以上言葉にすると覚悟が軽くなってしまいそうで怖いので、あとは血ヘド吐くまで。見城さん、この度は本当に有難うございました。

    大丈夫です。 見城さんからの引導、しっかり受け止めました。 夢から醒めて、現実の夢を見ます。