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鈴江信彦
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[新宿スワン]第4巻 和久井 健 著 講談社 第4巻の36話は忘れられない。 ヒデヨシの死後、タツヒコは真虎に自分の思いを赤裸々に告白する。そして情けないまでに正直なタツヒコの告白を受け止めた時の真虎の言葉「そーいうもんだ 納得いかねーんだろ?あっけなさ過ぎて… でも人が死ぬときなんてな そーいうもんだ‼︎」が忘れられない。 まだ第4巻までしか読んでいないので断言出来ないのですが、真虎がタツヒコに発したこの言葉はタツヒコの過去の出来事を示唆しているようであり、タツヒコの最期を暗示しているような気持ちにもさせられます。 そしてタツヒコと別れた後に真虎がバーで会った人物との会話から、真虎のただならぬ強い決意が感じられます。 人間の営みを善か悪かの二択だけ判断することなど出来ないものです。世の中、綺麗事だけでは回らないでしょう。 ただ言えることは自分自身の酷さ、狡さをきちんと自覚出来ているヤツは信頼出来るということです。もしくはきちんと受け止めようともがいているだけでも上等な人間だと僕は感じます。ほとんどの人間が「アイツが悪い。オレは全く悪くない」と自分の邪悪な部分から目を背けているわけですから。 タツヒコは自分自身がやって来たことを振り返り、"ヒデヨシと同じようなことをして来たオレが一方的にアイツを責めた。アイツが死んだのはオレのせいです"と真虎に率直な思いを伝えています。 だからタツヒコは信頼出来るヤツなんです。 第5巻を読むのが今から楽しみです。

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鈴江信彦のトーク
トーク情報
  • 鈴江信彦
    鈴江信彦

    どんなに悔しいことがあろうと、一日の最後に松五郎さんで食事が出来れば全て丸く納まるぜ!

    森さん ジョージさん
    今夜もありがとうございました!

  • 鈴江信彦
    鈴江信彦
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    藤沢の貧しい家に生まれ、
    少年時代は金の為に自分の身体を差し出し、
    大人になってからは軽薄な連中に道化のように扱われた。

    たとえ彼が善であろうが悪であろうが、最期くらいは自分の言葉で語らせてあげなよ。

    最期くらいは人間扱いしてあげようよ。

  • 鈴江信彦
    鈴江信彦

    いよいよ自信が確信に変わって来ました。

    昨年末から中畑清さん張りに絶好調でしたが、それに加え今週からは松坂大輔さんのスピリッツも加わって来ました。
    かなり調子に乗ってます笑