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シンジ

初代「レクサスLS400」(トヨタ セルシオ) 日本車の"ヴィンテージイヤー"と言われる1989年(他に「スカイラインGT-R」「NSX」「ユーノス·ロードスター」がデビューした)、日産のインフィニティQ45と共にメルセデスやBMWに真っ向勝負を挑んだ、トヨタ渾身のプレミアムサルーンだった。 プラットフォーム、エンジン、トランスミッション、サスペンション…全てのネガの要素を元から断つ"源流主義"を掲げ開発された。 特に静粛性と振動には最大限の注意が注がれ、エンジンを初めとする部品の精度誤差を従来の10分1以下まで厳しくし、エンジンからトランスミッション、プロペラシャフト、リアアクスルまでを一直線にレイアウトする等の工夫が成された。 結果、デビュー当時レクサスLSの室内の静かさと振動の無さは、「ワイパーの作動音が気になるほど」とユーザーには驚きを持って歓迎され、ライバルメーカーは脅威を感じた。 メルセデスやBMW等のヨーロッパメーカーがこぞってレクサスを大量購入し分解と研究に充てたというのは有名な話。 特にメルセデスは表向き「レクサス恐るるに足らず」という態度だったが、大きなショックを受けたのは間違いない。 「最善か、無か」の理念を元に理想の車造りをしてきたメルセデスが、コストを考え現代の様なマーケティングをする様になったのは、「レクサスLS400」の影響に他ならない。 初代「レクサスLS400」は、日本車として世界に最も大きな影響を与えた偉大なモデルだったと思う。

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シンジのトーク
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    「ローマ」と「SF90」との近似性が感じられるリアデザイン。
    インテグレートされたマフラーは4本出し。

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    上から見るとマラネロが「デルタウイングシェイプ」と呼ぶ新しいデザインモチーフがよく解る。
    フロントとサイドのグラスエリアとルーフ半分、リアウィンドウとリッドと左右のエアロフラップが各々セットでブラックアウト処理され、その間を山型(デルタ型)のカラーパネルが分ける。

    ボディサイズは、全長:4733mm×全幅:2176mm×:全高:1292mm、ホイールベース:2700mm。

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    バルクヘッドにめり込む様に押し込まれた赤い結晶塗装が美しいF140型エンジンは、排気量6.5リッターバンク角65°のV型12気筒。
    最高出力:830ps/9250rpm、最大トルク:678Nm/7250rpm、を発生し、8段DTCを介して後輪を駆動する。
    レブリミット9500回転という超高回転型ながら最大トルクの80%を2000回転から発生するフレキシビリティを持ち合わせている。

    パフォーマンスは、0-100Km/h加速2.9秒、最高速度340Km/h以上と発表されているがもはや意味を持たない。

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    インストゥルメントパネルは「ローマ」から始まったシンメトリーデザイン、コクーンスタイルのデュアルコクピット。
    サスティナブルな素材も用いられている。

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    巨大なキャリパーが覗く足元。
    パフォーマンスを支えるタイヤは、フロント275/35R21、リア315/35R21のミシュラン パイロットスポーツ5。

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    久しぶりに車の事をアップしてみたら、スゴく時間がかかった_(┐「ε:)_

    でも、シンジのトークっぽくないですか?(笑)