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「誰かのためにプロジェクト」応援!(仮)
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しのちゃんとジオラマの話④ 「こども達が見ていたもの」 誰かのためにステージをジオラマに作る時、オレはスランプに陥った。 普段ならメンバーさんに向けて、そのメンバーさんが主役になるジオラマを作るので、製作は時間がかかっても止まることはなかった。 しかし、誰のためでもない、誰のためでもある作品となると全く製作が見えなくなり手が止まったんだ。 オレはこども達にグチを言った。 「正直言うと、メンバーさんやこども達がジオラマに何を見ているか、何を見たいのかわからなくなった」 そんなオレにこども達は、しのちゃんやはるたん先生が見たものだよと言った。 オレにはその意味がわからなかったが、まず言われた通りにこども達に色々と話を聞いたり、工夫をして完成をさせた。 こども達の望む通り、ステージの電光掲示板には、しのちゃんが辛い時にこども達を支えてくれた事に対して、感謝のメッセージを入力した。 そして755で完成の報告をして、電光掲示板のメッセージを動画で撮ってしのちゃんに報告した。 しのちゃんはその報告を見て、自分の755に一枚の自撮りのアップ写真をあげた。 それがこの記事の写真だ。 オレはそれを見届けて、こども達に無事に完成報告が終わった事を告げた。 そして、こども達に結局1番悩んでいた事、こども達やメンバーさん達がジオラマに何を見出したのか、それが何であるのかがわからなかったと笑って話した。 こども達はスグに返事を送って来た。それはしのちゃんが完成報告を受けとった時の写真をよく見て欲しいと言う内容だった。 キバさんが見つけたかった答えはこれだと思うよ。と言われたんだ。 しのちゃんのあげたアップの写真を見て、それが良くわかった。 よく見ると、瞳の中にジオラマが、しのちゃんに宛てた電光掲示板の感謝のメッセージが写り込んでいる事がわかった。 しのちゃんはこの写真になんの説明も、フォローもしていない。写真だけをアップした。 こども達はそれがしのちゃんの最大の賛辞で感謝だと気付いた。そしてオレに教えてくれたのだった。 オレはこの一件で、色々学ぶ事があった。しのちゃんはこども達に何をすれば良いか、どう応えたら良いかを知っていた、そしてこども達もそれを受け止めて応えた。 不思議なもので、こども達としのちゃんは直接に交流をしていない。しのちゃんはこども達の事を聞かなかったハズ、でもこども達に対して深い理解と気持ちを寄せてくれた。 こども達もしのちゃんに会って話してはいない。だが、しのちゃんの気持ちや心に何かあたたかいものを感じて、応えようとした。 それは目に見えるコミュニケーションではなかったと思う、しかしお互いにチカラになろうと支えあっているようにオレには見えた。 こうして、こども達はしのちゃんから大切な事を学んでいったんだ👍

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