ログイン
詳細
杉本佳英

【読書という荒野】感想 まずはじめに、発売前に、見城さんから本書をいただいていたにも関わらず、 感想をアップするまでに時間がかかってしまったことをお詫び致します。 見城さんから本書をいただいてから、出張中もずっと手元に置き、何度も読み直し、いただいた本がボロボロになってしまいました。 下記に感想を記させていただきます。 本書をいただいて、読み始めたとき、前半部分で衝撃が走った。 見城さんが個人的にあまり魅力を感じられない職業の一つに「弁護士」を挙げていたからだった。 正直ショックだった。 弁護士は、法律を依頼者の有利になるように解釈し、論を展開していく。 人間力が鍛えられる要素はない。 見城さんの言う通りだと思った。 司法研修所でも、当事者の気持ちに立ちすぎることによって感情的になった起案はよくないと教わるから、そんな弁護士が山ほどいる。 司法研修所でそのように教えることには一定の意味があるので否定はしないが、見城さんの発言は的を得すぎていた。 だからこそ、ショックだった。 こんなやり方で仕事を続けていたら、 人間として絶対に終わるなと思ったのが、弁護士になって半年経ったころだった。 だから、僕は正直言うと、弁護士になった当初、弁護士という「職業」は嫌いだった。 今、僕が、弁護士というのは「職業」というより、僕自身の「単なる一つのスキル」という形で捉えるようになっているのはそのためだと思う。 でも、僕は弁護士を続けた。 続けた理由は、僕自身が既存の法律の条文や契約書の文言を依頼者の有利になるように解釈し、論を展開していくだけでなく、もっとクライアントと、案件を通じて、その裏に隠れている人間の感情や思惑などを自ら感じ、それを汲み取ることで、クライアントと共に怒り、泣き、笑い、戦っていくこともできるのではないかと考えたからだ。 僕は、これまでクライアントと共に怒り、泣き、笑い、胸をかきむしりながら、戦うことにより、 常に真剣勝負をしてきた。 クライアントの気持ちになりすぎるばかりに、寝れないことや、うなされることも多々あった。 それに加えて、僕は理不尽を許さない。 クライアントのためになるのであれば、弁護士であろうとなかろうと、何かできるのではないかと常に考えてきた。 非常識な発言をする裁判官に本気で言い合うこともあった。 いくら中立公平な立場をうたっている裁判官であったとしても、クライアントを人として批判する発言は僕は許さない。その場できちんと言い合う。 生意気に思われる裁判官も中にはいたと思う。 でも、僕は、裁判官と弁護士という立場ではなく、同じ人間として言わさてくださいと前置きをしたうえで言い合う。 その時には、もちろん年上なので、きちんとした言い方で、目上の人であるということに対する敬意は忘れないが、職業上の立場なんて考えない。 たいていの場合、その場で、言い過ぎました。撤回します。というようなことを言ってくれる。 このようなやり取りは、クライアントはその場にいないことが多いので、クライアントには伝わらない。 ただ、僕はこれも弁護士の大切な役割なのではないかと思っている。 本書で、「正しいと思うことを言えなくなったら終わり」という項目で、日本史の荒木先生のエピソードがある。 そこに、「間違ったことを間違いであると指摘できなくなるよりマシだ。」との文章がある。

前へ次へ
杉本佳英のトーク
トーク情報
  • 杉本佳英
    削除されたユーザー削除されたユーザー

    「見城徹のトーク」が今月いっぱいで終了してしまう。幻冬舎の社長として、文化人として、各メディアのブレーンとして、あれだけのスケジュールをこなしながら、755の一つ一つのやじコメと真摯に向き合って来たのだから、その負担は睡眠時間を減らし、本を読む時間を圧迫し、映画やテレビを観る時間まで奪っていた。「もう少し、気楽に、やじコメのいくつかだけ返信したらどうですか?」まわりの人間は、何度も助言した。それでも、見城徹は「思いをもってやじコメしてくる人間には、僕も覚悟を持って返信したい」と、ガチンコ勝負を譲らなかった。この755のトークで一番、熱い場所だ。僕が中学生の頃、夢中で聞いた深夜ラジオの熱狂がそこにあった。兄貴がいない僕にどって、深夜ラジオのパーソナリティーが人生を教えてくれる“もうひとつの学校”だったように、「見城徹のトーク」に、僕も熱狂した。歯に衣着せぬトークも、自らのカッコ悪さをさらけ出したトークも、感情のままに爆発したトークも、すべてが読む者たちの心を揺さぶった。

    その「見城徹のトーク」があと2週間くらいで終わる。せめて、その短い間だけでも、同じ空気を吸って欲しい。その熱狂を目撃して欲しい。

  • 杉本佳英
    削除されたユーザー削除されたユーザー

    30年以上前、僕は不遜な若者だった。月刊「カドカワ」に書き下ろした小説を直す、直さないで、当時の編集長だった見城徹とやりあって以来、ずっと、交流は途絶えていた。別の世界で生きながら、次々にベストセラーを生む見城徹を羨ましく思い、憧れ、尊敬し、30年も前の自分の不明を恥じていた。なぜ、あの時、小説を直す、直さないというぶつかり稽古を最後までやり抜かなかったのだろう?ひょんなことから、見城徹の舎弟になれた。僕たちが尊敬する人が同じだったので、その子分として、見城徹が兄貴になったのだ。親しくなればなるほど、人間的な魅力に引き込まれた。圧倒的な努力とはこういうことを言うのか?毎日、寝る前に、一日を振り返り、自己嫌悪に苛まれる繊細さ。どんなトラブルも正面突破しかないと言い切る覚悟。義理と人情と恩返しを信条に生きる愚直なまっすぐさ。「編集者という病い」(太田出版)を読んで、僕は泣いた。圧倒的な努力って大変だ。でも、圧倒的な努力って美しい。
    夢がないとか、やりたいことが見つからないとか、努力が報われないと嘆く若者たちに、見城徹の魂を教えたいと思った。それが、AKB48の「ここがロドスだ、ここで跳べ!」の歌詞だ。
    Special Thanksで見城徹の名前をクレジットさせていただこうと思ったが、「秋元、そういうのは恥ずかしいよ」と言われそうだったのでやめた。見城徹とはそういう美学の男だ。毎日、熱狂しなければ生きている価値がないと教えてくれる。熱狂することは、どんなにつらく、悲しく、体力を使うことでも…。

  • 杉本佳英
    削除されたユーザー削除されたユーザー

    そんな「見城徹のトーク」を是非、読んで欲しいと勧めて来たが、もうすぐ終わってしまう。

    「見城徹のトーク」に熱狂した男がいた。双葉社の若き編集者箕輪厚介だ。見城徹の美学を、精神を、生きざまを、哲学を一冊の本にまとめようとした。「見城徹のトーク」を遡り、抜粋し、見城徹自ら、加筆・修正した本が完成した。「たった一人の熱狂」見城徹(双葉社)である。魂を揺さぶる本た。熱狂することがどんなに素敵かがわかる。

    受験に失敗した人、失恋した一人が、仕事が楽しくない人、死にたい人、もちろん、今、とっても幸せな人にも読んで欲しい。

    人生は長い。
    熱狂するには、まだまだ、時間はある。

  • 杉本佳英
    中川 剛中川 剛
    投稿画像

    何回通ったか分からなくなってきた大好きなグリーンブラザーズ🥗に、スーツケースを転がして来店。今回の出張のお供は、見城徹・藤田晋著「憂鬱でなければ、仕事じゃない」(講談社+α文庫)。仕事の本質が実にテンポ良く展開される熱伝導率最強の文庫本です。何度読んでも刺激的。
    さて、今日のカスタムサラダボウルも期待以上の美味しさでした!ほんと好きだ。グリーンブラザーズ!久しぶりのレモンフレスカも安定の美味しさ。たまらない。そして、恵比寿店は、美人率高いです。僕が入った時のお客さんが全員綺麗な方で、一生懸命写真を撮るのが少々恥ずかしかったです。

    🥗ベース
    ロメインレタス
    キヌア

    🥗トッピング
    キヌア&ワイルドライス
    焼きなす
    トマト
    スイートコーン

    🥗エクストラ
    ローストビーフ

    🥗ドレッシング
    ガーリック味噌ジンジャー

    🍹ドリンク
    レモンフレスカ🍋

  • 杉本佳英
    中川 剛中川 剛

    僕は、今日、見城さんが好きなアバクロというブランドのTシャツを着て、見城さんのご著書を片手に、見城さんが好きな「グリーンブラザーズ」に行きました。変態とまでは言えないか(笑)

  • 杉本佳英
    杉本佳英

    中川さん、いつもありがとうございます!
    ローストビーフもガーリック味噌ジンジャーとすごく合いそうですね!

    ナイスカスタムです!

    3