歌手を目指していた時代、
ドラムから始まって、
ギター、ピアノと覚えていった
しっくりハマったのは、
ピアノのフリージャズと、
ギターの弾き語りだった
でも、ある時、
俺は何のためにギターを弾いてるのだろうと考えた時、
大観衆の前で披露したいのではなくて、
たった一人のために届けと、
歌っている自分がいた
その一人に、
もう十分届いただろうと思ったとき、
歌手を卒業した。
あれから、10年が経とうとしている。
人生とは面白いもので、
もう一度、ピアノの前に座って、
ギターを手にして、
声を出したくてウズウズしている
本当の自分がいる。
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