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死ぬために生きる
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この国では珍しい雷雨の中、飛行機は着陸した。 そんな外の様子はお構いなしに、機内では無事に着いた安堵から拍手が巻き起こった。 機内の温かい雰囲気と、遠くで広大な丘に突き刺さる冷たい稲妻。 その対照的にも感じられる2つの間で僕の中の何かが揺り動き、妙なスイッチが入ってここまでの31年がフラッシュバックされた。 本当の意味で生きているとは言えなかった約30年の日々が一気に頭を駆け巡る。 入管審査で激しく問答されてもなおナルシズムでエモーショナルな状態は続き、愛情、期待、時間、お金、全てを惜しみなくかけてくれた母への懺悔と、自分自身の過去の甘さへの後悔を胸に、僕はこの国に正式に入国した。 諸々ある中で僕と契約してくれたクラブには頭が上がらない。 細かいことは気になるものの、これだけの環境を与えてくれるクラブというのは他に無い。 しかし潤沢すぎる資金が故に、いざ来てみると7人の外人がいた。 となると、ここから始まるのは地獄のポジション争い。 人数制限があるため、外人が全員出場することはできず、僕と被るポジションにはブラジル人のアタッカーがいる。 ブラジルの1部リーグも経験しているらしいが、そんな前情報よりも、練習で見せつける彼のプレーが、彼がいかに素晴らしい選手であるかを語りかけてくる。 いかにもブラジル人らしく個人技で違いを作りつつ、それでいて守備もチームのために動くことができる。 「ブラジル人を使う」というスタッフ陣のなんとなくの雰囲気が呼吸と共に僕の中に入りこみ、全身を巡り、何をしていてもその雰囲気の感じが常に頭から離れない。 そもそもこのクラブで良かったのか、本当に努力は足りていたか、準備はしてきたか、人生にifは無いがが頭と胸を掻きむしる時間が多い。 今までの僕であれば何かと理由をつけて逃げていた。 しかし、見城徹という僕の中の圧倒的で絶対的な存在が、僕の中の言葉が、逃亡と妥協を許さない。 今の僕に正面突破以外の道は無い。 たった一人の熱狂を持ち続けるためにも、人としての王道から逸れないためにも、結果を出すためにも、全てに圧倒的努力は必要不可欠。 「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」 考えながら動き続ける、動きながら考え続けるしかない。 電波の問題はたまにあるものの、この国でも奇跡のSNSである755にて皆様の素晴らしい物語を感じることができる。 Netflixにて[栄光のバックホーム]を心のど真ん中に受けることができる。 僕は救われています。 完全なる自己救済の投稿に後悔しながらも、今日も一日一生。いざ勝負。

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絶望しきって死ぬために
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