Ω

はじめまして。30代後半になって今更ですが作曲家になりたいと夢見る者です。石井さんの楽曲大好きです。特にLOVE修行が好きです。あの何とも言えない世界観が大好きです。もちろん秋元さんの素晴らしい歌詞の世界があるからとも思いますが、何といってもメロディーが残ります！いつか自分にもこんな素敵な楽曲が作れるように頑張ります！これからもお身体に気を付けて頑張って下さい^_^

初めまして。 「LOVE修行」の感想を投稿してくださり、ありがとうございます。嬉しいお言葉に感激しております。 『Ωさん』が志されている「作曲家」についてですが、「今更ですが」ということは一切ありません。運があればなれる職業です。僕も運があって、この仕事をしています。 僕が考える「運」というものは、「実際にスタートを切れるかどうか」です。ひとつの例で言いますと、これは「プロ野球のドラフト」をイメージしてほしいんです。〇〇高校出身のピッチャー□□は、運があって憧れの巨人軍に入ることができた。でも、その後にエースを任されるようになったのは、「運があった」からではなく、紛れもなく□□が「努力した」結果です。「無事にスタートできるかどうか（勝負に出られる武器が手元に揃っているかどうか）が運で、そこからは実力で勝負していくんです。なので、勝敗は「運」ではありません。仕事においては、僕はこの姿勢で勝負しています。 僕の場合、ミュージシャンとして全く成功できませんでした。3つのバンドで失敗しています。しかし、そこで曲が書けるようになっていたことや人との出会いに運がありまして、裏を返せば、「作曲家をやってみる」と考えることしか選択肢がなかったんです。実際には、東日本大震災が起きた日に、自分が出演するライブが中止になったことが「考えるきっかけ」の一つにもなっていたんですが、結局はバンドマンで挫折したことが、運良く作曲家という選択肢を運んできたんです。ですから、まずは「やってみる」んです。僕もまた運が回ってきたら、必ずもう一度バンドをやるつもりでいます。 僕は今、この仕事で勝負していて、1軍のマウンドで投げたり、ベンチに下げられたり、ファームで泣いたり、まだまだ1軍の勝ち投手にはほど遠いと自覚していますが（笑）ダメならさっさとあきらめました。が、スタートがうまく切れたからこそ、勝負しています。 この仕事は、資格も免許も証明も必要ない、そして、ときに経験さえも全く根拠にならない職業です。自分の曲を書いたら堂々と「作曲家の〇〇です」と名乗っていい自己申告システムなんです。また、「運」も自己申告システムです。『Ωさん』が、本気で運がいいと感じられる出会いをしていたり、作曲家を志すことに運を感じられていたら、「今更」なんかではなく、勝負に出る作曲家になってもらいたいと思います。僕も必ず結果を出しますので、何も結果を出していなければ「口先野郎だ」と笑ってやってください。お互い頑張りましょう。 今、今日の夕方に録る仮歌の詞を書いていました。あと一つのワードがどうしても嵌らず「才能ねえなあ。」とソファーに身と心を投げやったと同時に開いた755。『Ωさん』の「LOVE修行」への感想にどこか救われている自分がいました。なんだかとても嬉しくて、長文になってしまいました。偉そうにすみませんでした。『Ωさん』もお身体に気をつけてください。