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  • y.terui
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    【アタマノサプリ〜記憶のコツvol.13〜】

    『スタバで勉強が「はかどる」のはなぜか』

    よく、スターバックスやファミレスなどで学生が勉強している姿が見られます。

    一般的にものを覚えるなら『静かな環境でじっくりと』というイメージがありますが、なぜ騒々しい環境を好んで彼らは勉強しているのか。

    ...
    実は、脳の性質的に非常に理にかなった学習場所は「自分と関係ない少し雑多な環境」と言われています。

    人間の創造性を高めるには70デシベル程度の環境音が最適といわれています。

    これが実はスタバとかコメダ、喫茶店くらいの音量なんです。

    逆に、とても静かな図書館のような50デシベル程度の環境では、音量が少なすぎて、逆に集中力が下がってしまうといいます。

    コレについて、完全に静かな場所では集中できないことがプリンストン大学の心理学者ヴァーノンらの研究で明らかにされています。

    以前放送された「所さんの目がテン」という番組の『科学の力で得点アップ』で以下のような問いかけのもと簡単な検証をしていました。

    <リビング学習法の効果は?>
    ①自分の部屋
    ②図書館
    ③リビング
    ④ファミレス

    ①~④で、どこが一番学習効果がある?

    ●お題:自分とは縁もゆかりもない土地の歴史を覚える

    ・自分の部屋 2点10点中 
    ・リビング(家族もいる)2点10点中
    ・図書館 2点10点中 
    ・ファミレス 5点10点中

    何名かの女子学生でもやってみたそうですが、同じようにファミレスが一番いいとの結果だったそうです。

    番組内の意見では、
    【雑音がある。適度な雑音が集中するのに適している】
    【静かすぎるには集中しにくい】
    【リビングは、ファミレスと同じように雑音があるが、自分に関係のある雑音が多いので気になる】

    というものが挙げられていました。

    ここで重要なのは『少し騒々しい』というだけでなく、『自分に関係のない騒々しさ』であることです。

    カクテルパーティ効果という現象が示すように、非常に騒々しい中でも自分に関係のある情報は集音器のごとく脳は音を拾ってきます。

    以上から、『自分に関係のない多少騒々しさのある環境』が記憶・学習には適していると言えるわけです^ ^

    そういう意味でスタバ(のようなカフェや喫茶店)は適しているのかもしれません。

  • y.terui
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    【アタマノサプリ〜記憶のコツvol.14】

    『マシュマロを食べる人は出世できない?』

    まず、マシュマロが人生に及ぼす影響って考えたことありますか?

    多くの人はもちろん「No」ですよね。

    でも、実はマシュマロを用いた実験でその人の人生がわかると言われています。

    人間は新しい習慣を身につけようと思っても、なかなか腰が重くてはじめられないというのがほとんどです。

    自分が苦手と感じる新しい習慣を身につける時、何が大切なのか。

    これに関して、米国スタンフォード大学の心理学者ウォルターミッシェル博士が中心になって、1968-1974年にかけて行った実験について以下に書きます。

    この実験に使われたのが「マシュマロ」です。

    最近では多くのメディアにも取り上げられているのでご存知の方も多いとは思います。

    内容は、検者が653人の4-5歳の子どもにマシュマロを一つだけ見せて「このマシュマロは今すぐ食べてもいいよ。でももし15分食べないで待つことができたら、もう一つマシュマロをあげるよ」と伝えます。

    その後、検者は部屋からでていきマジックミラーの向こうで子どもたちがどうするのかを観察します。

    結果どうなったと思います?

    6割の子どもたちは我慢できずにすぐにマシュマロを食べてしまい、4割の子どもたちは我慢して、もう一つのマシュマロをもらうことができました。

    で、こっからがオモシロイ。

    その後、十数年後の追跡調査をしたんですね。その子どもたちがどうなったのかを調べたんです。

    すると、マシュマロを15分間食べずに我慢出来た子どもたちは、我慢できなかった子どもたちに比べてSATという米国の大学入学試験(日本でいうセンター試験のようなもの)の平均が210点ほど高いことがわかりました。

    これ、すごくオモシロイ結果じゃないですか?

    それで、ここからもっと追跡しているんです。

    さらに40年後に追跡調査してみると、子どもの時に我慢できた人たちは、「誘惑」に簡単にはなびかないことがわかりました。

    これに対して我慢できなかった子どもたちは、「流行」などちょっとした誘惑があるとすぐに反応してしまうという脳の特性を持っていたんです。

    補足として脳科学的には、

    我慢できなかった人たちの脳の構造は、依存症などに関係すると言われている部位(腹側線条体)が活性化しやすく、誘惑を抑える部位(下前頭回)の活性が低いとのこと。

    話を戻します。

    つまりですね.....

    「4歳の時に15分マシュマロを我慢できたかどうかで、その後の人生が大きく異なって、しかも脳の発達具合も異なる」

    という事実がわかったわけです。

    これは実に興味深いですよね。

    この研究結果から【人生で成功するには自制心が必要。要するに我慢することが大切】と考えられるようになりました。

    ・・・ん??

    結局我慢?

    精神論かい!!

    みたいな感想をもつかもしれませんが、「自制心」が両者をわけているというのが事実であり真実です。

    しかし、ここで重要になってくるのは『どう我慢したか』なのです。

    我慢できた子どもは、いわゆる体育会系的なノリで我慢したわけではありません。

    調べてみると「イメージ」を操っていたんです。

    例えば、柔らかな舌触りの甘いマシュマロを、塩辛い硬いものだとイメージすることで目の前のマシュマロから自分自身の興味を持たないようにしていました。

    つまり、自分の脳の中で自在にイメージを操り、誘惑に負けないようにしていたのです。

    リハビリテーションでもメンタルプラクティスという心的イメージの訓練により、実際に筋肉を動かさなくても筋出力量が増加するというのは有名な話です。

    これもイメージです。

    こう考えると、自制心といった「意志の力」を鍛えるには、「根性」や「我慢」より「想像力(イメージ)」を鍛えたほうが習慣や行動が変わりやすいのです。

    脳は1週間あれば神経ネットワークが変わり、習慣を変える可能性があるとの見方を示した研究もあります。

    もし子どもの場合は、イメージを徹底的に鍛えれば我慢強く、意志の強い子になる可能性が高く、

    大人の場合も、1週間イメージの鍛錬をすることで自制心が身につく可能性が高くなります。

    これらを踏まえると、

    『イメージを制するものは人生を制す』

    こう言っても過言ではないと言えるわけです。

  • y.terui
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    【アタマノサプリ~記憶のコツ vol.17~】

    『余裕のあるスケジュールはNG』

    学生とは違って、社会人は「勉強する時間がない」という人が多いです。

    20代はまだしも、結婚して子どもができて・・・と年齢が重なるにつれて自分の時間はなくなります。

    以前お伝えしたように、30代以降は論理的な記憶が得意になります。それを活かすも殺すも自分次第です。

    今日は、いかに短時間で集中して記憶できるのか、についてお伝えします。

    まず、<時間がない>という事象に対しては、

    ①別を削って時間をつくる
    ②同じ時間内で効率的に処理する

    おおまかにこの2パターンがあげられます。

    この中でも本日は②について書きます。

    これを実行にするために有効なのが「タイムプレッシャー」とういう方法です。

    簡潔に言えば「自分で制限時間を決めて作業・勉強をする」というものです。(詳しくは調べてみて下さい♪)

    脳学者の茂木健一郎氏はタイムプレッシャーについて、

    『勉強や仕事をする上で、制限時間を設ける「タイム・プレッシャー」は有効な方法である。タイム・プレッシャーをうまく使うことで、集中力を上げ、脳の成長に欠かせない報酬のなりたちを、調整することができるようになるのだ。 』

    と言っています。

    例えば、テストや締め切りが近づくと根をつめて、普段ではとても覚えられないような量の知識を一気に記憶したり、すごいスピードでタスクを処理することができたりします。

    これは、テストや締め切り期限に対する恐怖心や危機感が一時的に記憶力を高め、脳の働きを良くしているのです。

    この恐怖心や危機感による「詰め込み」は昨日紹介した”感情”による記憶力の強化と密接に関係しています。

    実は、タイムプレッシャーも時間が迫ってくるというある種の危機感により脳機能が高まると言われ、メカニズムは類似しています。

    つまり、時間がない社会人が勉強するには「課題の時間を決め、タイムプレッシャーにより記憶力を高める方法」が有効になります。

    一方で、自分の進捗状況が把握できない場合には、時間に余裕がありすぎる制限時間を設定してしまう場合もあります。

    この場合は逆に「ダラダラ、緊張感がなく、志気が停滞」してしまい記憶力が低下する要因にもなります。

    これは、仕事のスケジュール管理にも言えます。つまり余裕がありすぎるスケジュールは脳機能低下を招く恐れがあるわけです。

    これについて茂木先生は、

    『最悪なのは、だらだらウダウダ続けること。ぱっと始めて、だーっと集中して、さっと終わらせて次に行くこと。このようなメリハリの感覚をつかむことは、単に効率を上げるということ以上の生きる上でのモラルの質に関係する。タイム・プレッシャーが人間性を向上させる。 』

    と言っています。

    タイムプレッシャーやスケジュール管理が「人間性」まで関係しているとは実に興味深いですよね。

    以上から、常に自分よりちょっとむずかしい制限時間を設定し、時間内でやりきってしまう「タイムプレッシャー」を習慣化することが記憶力向上にとって有効と言えるわけです。

  • y.terui
    岸野勇平岸野勇平

    やりだすと思い通りにならないことばかりで

    でも、思い通りにならないことが

    自分に足りないところとか、甘さを教えてくれる。

    結果が教えてくれる。

    だから、成功するにしろ、しないにしろやると学べることが多い。

    やらない人は自分の足りないとこも、わからないところもわからない