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見城徹

今日の朝日新聞の夕刊一面。[学生運動の軌跡「歴史に」]と大きくトップの見出しにある。目を疑う。東大全共闘の議長だった山本義隆氏らから段ボール10箱分、約6千点、日大闘争の元活動家らから40箱分の1万4千点が資料提供されたと言う。[東京の学生運動に限らず、各地で起きた60年末の社会運動を「面」として広くとらえられないか。日本近現代史を研究する荒川章司二・歴博研究部教授(65)らはそう考え資料を集めた] 何を言っているんだ、この人たちは?僕たちが足掻いた個体の戦いは、学問として括られるものなのか?存在としての喘ぎと葛藤と自己否定は歴史の資料として語られるのか?ふざけんなよ、山本義隆。舐めんなよ、荒川章二。僕たちの個体の戦いは君たちの机の上でピンで止められるのか?空いた口が塞がらない。朝日新聞らしい記事だ。こんなもんだよな、絶望的な命懸けの戦いをしたことのない奴らは。偽善的な口だけ左翼は。自分たちは何も痛まないで偽物の正義を振りかざす偽物の記者たちよ。僕は堕落したけど、君たちほど堕落してはいないよ。君たちが最悪なのは自分たちが最悪だと検証出来ていないことだ。明るい顔で無根拠な正義を語ることだ。 もの言えば 唇寒し 秋の夜

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