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見城徹
ける
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“その距離を急ぐより どう飛んだか どこを飛んだのか それが1番大切なんだ さぁ心のままに” ↑AKB48の365日の紙飛行機の歌詞の一部です。 私好きなんですよね、このフレーズ。 見城さんは秋元康さんが書いた歌詞で好きなフレーズありますか?

いつも少女たちの切なく、煌めく一瞬の気持ちを、今まで使われていない言葉で見事に表現してるよ。そして、生きて行こうとする彼女たちのけな気な心の奥深くに新鮮な言葉と思考で寄り添っている。こんな作詞家は空前絶後だ。激しく人を想い、傷付きながら懸命にもがく少女たちの柔らかな内面を、一つの匿名の生き物のようにこの世に存在せしめている。どのフレーズが好きかなどという問題ではない。永遠に続いている人がこの世に生まれ、青春というビタースイートな季節を迎え、胸が締め付けられるような恋をし、やがて、その季節の終焉をも予感せねばならない説明不可能な微妙な精神の営みを、一人の固有名詞の気持ちではなく集合名詞の気持ちに変換した秋元康のメロディーのディレクションを含めた曲作りは奇跡の産物だ。

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