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見城様 是枝裕和さんの「歩いても 歩いても」を拝読させて頂きました。人は誰もが死に向かって歩いていて、別れるために出会います。それを思うと、人と仲良くする事や、老いた両親の思い遣りに触れる事すら怖くなったりもします。そんな想いを見事に作品にされていて、読んでいて涙が出そうになりつつ、やはりキチンと向き合わなくてはと思わされました。ブルーライトヨコハマが頭の中でリフレインです。ありがとうございます。

是枝さんは人間を自然の一部として撮る天才ですね。作り物のドラマを排して、あそこまで人々の平凡な営みを胸に沁みる作品にする。こんな人はもう出て来ないかも知れません。 監督デヴュー作「幻の光」は僕も絡んでいます。映画化権を宮本輝さんから頂く時、僕がプロデューサーの合津直江さんを伊丹まで連れて行き、お願いしたのです。