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見城徹

↑ この引用はどの本からだろう?銀色夏生の文庫書き下ろしは僕が考え、会い、交渉し、企画会議を強引に通した。その時はカドカワの誰も銀色夏生を知らなかった。最初の一冊[これもすべて同じ一日]を出した。売れなかった。二冊目[わかりやすい恋]は銀色夏生の強い希望でデビューしたばかりの森高千里をモデルにして北海道の礼文島で銀色夏生が写真を撮影。それと銀色夏生の詩を組み合わせた。これがジワジワと売れて、やがて爆発した。それに連れて一冊目も売れ出した。三冊目の[LESSON]、四冊目の[Go Go Hevenの勇気]と勢いは加速した。 僕がカドカワを辞めるまで僕は13冊の銀色夏生の書き下ろし文庫を出版し、その全てが100万部を超えている。凄まじい売れ方だった。 僕が編集者としてしたことはたった一つ。 銀色夏生の思い通りに本を作ること。タイトルは勿論、中身から装丁、文字や紙の選択から文字組まで全ては銀色夏生がした。編集者は一切口を出さなかった。いや、出せなかった。こうして100パーセントピュアな銀色夏生の世界が次々と出版されて行った。カドカワの最後の日、僕は銀色夏生と西新橋の「京味」でご飯を食べた。その時、銀色夏生が言ってくれた言葉を僕は忘れない。 『見城さん、今後大変でしょう?お金が足りなかったら言って下さい。私が出します』 勿論、お金を借りることはなかったが、銀色夏生には恩があると思っている。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    てんあつてんあつ

    おはようございます。

    今朝の見城さんの過去ログ遡りは、2021年7月と2018年8月の中からです。
    変えられない過去をどう自分の中に落とし込むか?見城さんの過去ログからは、そういうことも学べます。勉強になります。
    有難うございます。

  • 見城徹
    見城徹

    今朝も思う。理解と誤解の間には深くて暗い河がある。人間が生きるという営み。狂わなければ実は生きられない。狂わないで生きていける人が羨ましい。精神を傷めないで過ごす日なんて一日だってない。荒野を行く。地獄を生きる。泣きながら前に進む。

  • 見城徹
    見城徹

     ぼくが真実を口にするとほとんど全世界を凍らせるだろうという妄想によって ぼくは廃人であるそうだ      ーー吉本隆明[廃人の歌]

  • 見城徹
    見城徹

    [あさふみ(浅井智文)]、いつも有難う。君の精神の地獄を想う。とっくに無くなった六本木のサンシャイン・ジュースで偶然会って話したのは何年前のことだったか?その時、君が名古屋に住む公認会計士だと知った。今日ちゃんと言っておきたいことがある。僕は君が書いてくれる僕のトーク内コメントに何度励まされたか知れない。僕の755は君を励ますことは出来ているだろうか?今朝君のトークを遡りながら、たった一回しか会ったことのない[あさふみ]に想いを馳せている。
    [あさふみ]が生きていることが僕は嬉しい。

  • 見城徹
    あさふみ(浅井智文)あさふみ(浅井智文)

     見城さん、お名前をよんで、わざわざコメントいただきありがとうございます!朝から驚くともにとても嬉しい朝です。サンシャインジュースで偶然お会いできた日はいまでも覚えています。
     見城さんにとってはちょっとしたつぶやき小言でも私にとっては心に突き刺さる刺激ある言葉ばかりです。毎日見城さんの言葉に励まされ、なんとか生きていけてます!毎日ありがとうございます!そして、困難な環境の中でも、刺激のある幻冬舎の本の出版ありがとうございます!

  • 見城徹
    ikutamaikutama

    最近、『政治は理論通りにいかない。結局、政治家は“古代の祈祷師”のような存在なのだ』という話を聞いて妙に納得した。政策はギャンブルと同じ。その責任をとるのが政治家で、目の前の人の心を動かせるか、それで事態が決する。
    高市さんのエピソードを聞き、自分自身も社会生活の中で、挨拶ができていないことに気付かされた。「真剣に人と向き合う」ことについて、深く反省します。

  • 見城徹
    ikutamaikutama

    『誤解と理解の間の暗くて深い河』。踠きながら、傷つきながら、その河を渡る。自己検証が無ければ誤解に気づけない。自己否定が無ければ「暗くて深い河」に耐えられない。人と関わるとはそういうことなのか。「何があっても前に進む」その覚悟こそ狂気。前進するために命はある。