ログイン
詳細
幻冬舎箕輪 日報

人生には二度挑戦があるように思う。 一度目は若さや勢いやセンスに任せて時代の波に乗る。やることなすこと上手く行くように感じられる。調子に乗ることも敵を作ることも、自分が全速力で進んでいることを実感するための向かい風に過ぎない。 世界は自分を中心に回ってるかのように感じられるが、これはいずれ終わる。 二度目の挑戦は簡単にはうまくいかない。頭で考えすぎてしまえば動きが遅くなるし、感覚でやり切れるほど若くもない。同じ道を通ることはしたくないしできない。結局、自分の人生とは何かを考えることになる。単純さを強さにしていた時代に比べるとキレがないが、そこからしか始まらない。 舞台に立ち続けている人はそれを痛いほど分かっている。だから一度目の挑戦のときは危ないと分かっていながら見守ってくれるし、二度目の挑戦の時は優しく待っていてくれる。 僕にとっては当たり前だけどそれが見城さんで、二度目の挑戦をできるだけすごいものにして返したいと思うと同時に、自分が上に立つときに同じように大きくいたいと思う。

前へ次へ
幻冬舎箕輪 日報
トーク情報