ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は地元でツインズ戦に先発。メジャー自身2番目の最長とる8回を4安打2失点、無四球の3奪三振と好投したが、援護に恵まれず3敗目(2勝)を喫した。防御率2・64はリーグ11位に浮上した。
負けてなお、価値が上昇した。菊池は今季初めて7回のマウンドに突入すると、結局5年ぶりで8回のマウンドを踏み、2失点。「登板6試合連続6イニング以上」は、マリナーズ時代の2021年4~5月に並ぶメジャー自己最長となった。
Bジェイズ元監督で、06年の第1回WBCは米国代表も指揮した地元中継局スポーツネットのバック・マルティネス解説者は「いまの菊池はBジェイズで最もいい先発投手だ」。実際に防御率2・64、fWAR1・4、9イニング相当の奪三振率8・7、四球率1・7、WHIP1・05はいずれもチーム先発投手(20イニング以上)でトップの数字をたたき出している。
同解説者は「ここ数年の菊池の立ち直りぶりは本当に目覚ましい。これで6試合連続で6イニング以上。この一因は安定してストライクを取れること。最も良くなったのはきっちり制球できているカーブだ。これで直球やスライダーと緩急の差をつけられる。打者が悩む要素が一つ増えた」と分析した。
だが、チームは惜敗し、直近8戦で6敗目。今季17勝21敗で借金は今季最多の「4」となり、ア・リーグ東地区の最下位に沈んでいる。米誌スポーツイラストレーテッドは「Bジェイズのエース、トレードの可能性も」とのタイトルで、レッドソックスが獲得に向かう可能性を報じた。
菊池雄星、負けても”価格”上昇!BジェイズがV字回復しなければ「エース・キクチを手放す可能性も」米誌が報じる(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/39ff7b0a134e87392a85b82afb07b8bd8410fd9e
前略 見城先生
トーク情報- 吉田真悟
吉田真悟 なかなか勝敗に恵まれない。菊池は直近4試合で3度目、今季10試合で6度目のクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)。さらに、8試合を2失点以下に抑えている。なのに、これで2勝4敗で2つ負け越しとなった。
地元中継局スポーツネットのバック・マルティネス解説者は「菊池雄星は全ての面で合格点のオールマイティーな投手に成長した。4つの球種がいずれも高いクオリティーを誇り、それらを平等に使える。どれか一つを重用する必要がない」と称賛。
元ブルージェイズ監督で、2006年の第1回WBCは米国代表も率いたレジェンド解説者は、さらに「菊池はもっと報われるべきなのに…。それでも、またも6イニングをこなして安定した力を見せてくれた」と評した。
菊池雄星、直近4戦3度目のQSも無援…米レジェンド解説者が称賛し同情「もっと報われるべきなのに…」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース 菊池雄星、直近4戦3度目のQSも無援…米レジェンド解説者が称賛し同情「もっと報われるべきなのに…」(中日スポーツ) https://news.yahoo.co.jp/articles/7c40657268f7a30ca99b89b7b54d537d826f662a 吉田真悟 てんあつてんあつ 菊池雄星 (@Yuseikikuchi16) on X https://x.com/yuseikikuchi16/status/1793490526395830767?s=12&t=UQtMHGkYr4L-k2mbWn1LsQ
- 吉田真悟
吉田真悟 門井慶喜著『ゆうびんの父』
何も持っていなかったから、走り続けることができた。
誰もが心通わせられる世にどうしてもしたかった――。
歴史小説界のトップランナーが郵便制度を創設した前島密を鮮やかに描き切る感動長編!
郵便制度の祖と呼ばれ、現在では一円切手の肖像にもなっている前島密。だが彼は士農工商の身分制度の影響が色濃く残る時代にあって、代々の幕臣でも薩長土肥の藩士出身でもなく農家の生まれだった。生後すぐに父を亡くし、後ろ盾が何もない。勉強を誰よりしても、旅をしていくら見聞を広めても、なかなか世に出ることができなかった。そんな苦悩を乗り越え、前島は道をどう切り開いたのか。そして、誰もが想いを届けられる仕組みをいかにしてつくったのか。
著者について
1971年、群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年、『東京帝大叡古教授』、16年、『家康、江戸を建てる』が直木賞候補に。同年、『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。18年、『銀河鉄道の父』で直木賞受賞。他に『東京、はじまる』『地中の星』『信長、鉄砲で君臨する』『文豪、社長になる』『天災ものがたり』など著書多数。